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【色】ホルベイン プルシャンブルー 368

5月 8th, 2021 Posted in other

色鉛筆の色シリーズ。
教室でオススメしているホルベインの36色セットの色について解説しています。
(ポリクロモスは少しお待ちください)

これまでご紹介してきた色は、こちらをご覧ください。
バイオレット
マゼンタ
カーマイン
フレッシュグリーン アップルグリーン
ローアンバー
アイスグリーン 220
ジョーンブリヤン(122)
コスモス(437) ピンク(022)

今日ご紹介するのは、プルシャンブルー(368)です。

プルシアンブルーとも呼ばれますが、ホルベインはプルシャンブルーですね。

色のイメージとしては「暗い青」です。
1704年にベルリンで発見されたので、
当時の州名のプロイセンから名付けられました。

ホルベインの色鉛筆の色としては、
濃く塗るとかなり明度が低く、あまり紫みは感じません。

明度が低いため、色の幅が広く、単色でも濃淡を表現できます。
水色から濃紺までの色を持つ、というわけです。

これはラベル以外、プルシャンブルーだけで塗っています。

配色、混色とも茶系の色と相性がよく(補色ですから)
バーントアンバーのような焦げ茶と混色すると、
味わいのある黒ができます。

下に塗っているのが、バーントアンバー(180)との混色です。

私は窓枠や樹木など、バーントアンバーを使うときには、
しばしば影色としてプルシャンブルーを使っています。

教室ではご紹介していませんが、
どんぐりの陰もプルシャンブルーを入れると
さらに深い色になってお勧めです。

この場合、バーントアンバーをしっかり塗った上に、
プルシャンブルーを少しずつ重ねていきます。

他の色との混色も試してみました。

彩度が抑えられ、イイカンジの渋い色ができますね!

ところで、ホルベインのプルシャンブルーはなぜか、
描き心地がカサカサします。
他の色のように紙にぴたっとはりつく感じが少ないです。

時々つぶつぶも感じますね。

おそらくは原料のピグメントが持つ性質だとは思うのですが、
何が原因なのか、謎です。

画材ショー等でホルベインさんとお話しする機会があれば、
ぜひ聞いてみなくちゃ。

ところで、いつもこんなカードで色見本を作っています。

「同じカードを作りたい」というご要望にお応えして、
カードが作れる用紙を販売しています。

これ、いつも販売できるわけではなく、
期間や個数を限定させていただいています。
(紙の在庫と私の負担のため)

ご予約いただいた方への発送が終わりましたので、
5月16日までわずかですが、販売しています。

よろしければご利用ください。

120色用はこちら
36色用はこちら

どちらもご自分で切り離し、
パンチで穴を空けてカードにします。
綴じるためのリングはお近くの文具屋さんでお求めください。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ホルベイン アーチスト色鉛筆 36色セット
価格:8200円(税込、送料別) (2020/10/14時点)

 

 

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