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How many ?何色セットを買ったらいいですか?色鉛筆の買い方。

8月 7th, 2010 Posted in colored pencils

How many colored pencils do you have to buy?

「色鉛筆、何色セットのものを買ったらいいでしょうか?」

しばしばいただく質問です。

明快な答えはありません。

なぜなら、必要な色は人それぞれだから。
描く対象(風景、花、人物)によっても、
表現方法によっても違います。

アニメチックなイラストを描く方なら、
ビビッドな色をよく使うでしょうし、
人物画なら、肌色、茶色系の色が必要でしょう。

ただ、どんなものを描いていくかわからないけれど、
まずは色鉛筆に慣れるために欲しい、
というならば、36色以上あれば良いと思います。

Beltaは、一時期カリスマカラー24色だけで
描いていた時期がありました。

色辞典(90色)も持っているのですが、
24色でどこまで描けるか、やってみたかったのです。

混色ができるので、あまり不自由は感じませんでした。
時折、緑のものを描くとき、渋めの色があればいいなあと思うくらい。
けっこう24色でも描けるものです。

ただ、初心者の場合、
混色に慣れてないと思いますので、
36色あるといいのではないかしら。

今は、ポリクロモス36色だけで描くこともあれば、
オクラの絵のように、ホルベイン3色とポリクロモス5色程度で
描くこともあります。

多くのメーカーが提供しているのは、
12色、24色、36色。
これはほぼ共通です。

それより多くなると、50色、60色、72色、100色、120色、150色。
メーカーやブランドによって違います。

色数が増えるにしたがって、中間色が増えていきます。

100色を超えると、パステルや蛍光色が入ってきます。
人によっては使わない色ですね。

「色からインスピレーションを受けて、
新しい絵を描くかもしれない」と思うかもしれませんが、
実際のところ、その人の持つ色のボキャブラリーみたいなものに無い色は、
あまり使いませんね。

そういう意味でも36色でスタートして、
必要なものを買い足すのがいいのではないかしら。

それから、
同じ12色、24色でも、メーカーによってセット内容が違います。
中にはホルベインのように12色のセットが3種類もあるものもあります。
(ベーシックトーン、デザイントーン、パステルトーンの3つがあります。下参照)

セット購入する場合、色数ではなくて、
どんな色が含まれているのか、がポイントだと思います。

Belta的色鉛筆の購入方法は、

1.試し書きをして、気に入った硬さ、のび、発色の色鉛筆を見つける。

2.気に入った色鉛筆の36色セットを検討する。
条件は、
使う可能性のある色が多いかどうか?
予算内に収まるか?
単色ばら売りがあるか?

3.2の条件に合えば購入。
合わなければ、
使う可能性の色が少ない → 24色セットで再度検討。必要な色は単色買い。
予算内に収まらない → お金を貯める。または単色買い。またはオークションを待つ。
単色ばら売りが無い → 次に好きな色鉛筆を検討する。

単色ばら売りが無いと、心理的に使いにくくなります。
「無くなったら、どうしよう?」と思っちゃうんですね。

そう思うと、使うのをケチっちゃう(笑)

短くなったら、他のブランドで似た色鉛筆を買えばいい、と
考えられる方ならいいのですが。

単色ばら売りがあって、自由に補充ができると思うと、
どんどん描くことができます。


<ホルベイン12色セット>

↑茶色が含まれています。
ビビッドな色というより、「絵を描く」色です。
デザイントーンとは白黒のみ共通。

↑12色相環に沿った色です。ビビッドな色がそろっています。
白黒あり。
ベーシックトーンとデザイントーンは白黒のみ共通。

↑パステルトーンオンリー。
見ているだけで癒される感じの色です。

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