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巨匠の言葉

11月 19th, 2025 Posted in other


© Belta(WAKABAYASHI Mayumi )2025

少し前に、色鉛筆の世界では名前の知られた
(たぶん色鉛筆を超えたところでも)
巨匠と言って差し支えない先生の言葉を
聴くチャンスがありました。

巨匠は、

「色鉛筆で描きたい人は写真のように描きたいわけでしょ」

とおっしゃいました。

一言一句正しくは覚えていませんが、
「色鉛筆」「写真のように描きたい」という言葉は
使われました。

もしくは、

「写真のように描きたいから、色鉛筆を使っていますよね」

かもしれません。

ニュアンスとしては、

「写真のように描きたいと思っていますよね。
だから色鉛筆なんでしょ」

だったと私は受け止めました。

この言葉に私はちょっと反応したんですよね。

どことなく
「あなたたちは」という雰囲気があったから。

巨匠の作品は緻密です。

ただ、10年前より写真ぽくはない感じ。

何が言いたいかというと、
ここから先は、私の勝手な憶測ですが、

「絵画って、写真のように描くことじゃないんだよ」

という意味が含まれていたのではないかと。

そして写真のような絵を描きたくて集まっている人や
その人たちにテクニックを教えている自分に少し思うところが
あったのではないかと。

繰り返しますが、私の勝手な憶測です。

続いても私の憶測です。

「写真のよう」ということで注目を浴び、
「色鉛筆=写真のよう」という図式を作った一因になったことに
少しもやもやしつつも、それが仕事となり、
名声を高めた結果に、
「絵画とはそれだけではない」と言いたいのではないかと。

それが当たっていたら、
今後は、

巨匠自らが、
「色鉛筆は写真のよう絵を描くツール」という感覚を
変えるような発信、作品をだされていくかもしれません。

ということで、
ここから先は、憶測ではなく、私の考えです。

色鉛筆の世界は、写真のような写実を残しつつ、
新たな展開、または新たな方向が広がってくるかも、
ということ。

とすると、私のように、
リアルと非リアルを混ぜ合わせ、
そのさじ加減を工夫している人間にも、
光があたり始める?!
(考えというより希望、妄想です(笑))

私もかつてはリアルなものを描いていました。
細密展にも出展したことがあります。

私の場合、リアルを描くのは「練習」と思っていたので、
次第にリアルなものが描けるテクニックを生かしながら、
いろいろなスタイルで描いていく方向に向かったわけです。

おかげさまで、リアル全盛の今も
お仕事をいただけるのは、
そのさじ加減が少し認められてきたのかな、
なんて思ったりもします。

ぐたぐだと書いてきましたが、
色鉛筆で描くということの将来にどんな展開が待っているのか、
もしかすると私の時代が来るのか(笑)
そんな妄想を楽しんでいる、というだけです(笑)

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

【教室】11月の教室はクリスマス

11月 17th, 2025 Posted in other

11月のモチーフはクリスマス。

先日思いついたアイディアというのは、
こんな感じ。

© Belta(WAKABAYASHI Mayumi )2025

過去絵を配置しただけなので、
決定稿ではなく、イメージです。

空いている隙間に柊や木の実を配置して
三角形のツリーの形にしていただこうと思っています。

キャンドルも少し変えないと、
このサイズでは塗りにくいし、
下絵の線が混み合うと発色が悪くなりますからね

23日の教室に間に合うよう発送します。
少しお待ちください。

【教室】11月はクリスマス

11月 13th, 2025 Posted in other

やっとアイディアが出た感じ。

形になりそうな気がします。

オンラインでない教室なら、
いくつか面白いものも考えたのですが。

来年からクリスマスはリアル教室にしようかしらん。

今日は「色鉛筆の日」

11月 11th, 2025 Posted in other

もしかすると、世間では「ポッキーの日」と認識されているかもしれませんが、

色鉛筆の絵描きにとっては、

「色鉛筆の日」

© Belta(WAKABAYASHI Mayumi )2025

私が決めました(笑)

いちご、いちご。

11月 10th, 2025 Posted in other

「描き方を教えて」と言われて、
一番悩むのは、

たぶん、

「中途半端なサイズのいちご」

いちごは、実は描きにくい。

小さな種が規則正しくたくさんついていて、
種がついているところは凹んでいて、
よくみれば、シャドウとハイライトまであります。

しかもいちご全体にもハイライトとシャドウがあります。

さらに熟し具合によって、種の色も違います。

ある程度の大きさで描くのなら、
ケント紙とポリクロモスの組み合わせで、
ちょっとリアルに描けます(面倒ですが)

とても小さなサイズで描くのでしたら、
シャドウとハイライトなんて無視。

種として点を打てばOK。

もっともっと小さいサイズで描くのでしたら、
点も無視して赤く塗ればいい。

だけど、中途半端なサイズはややこしい。

種は無視できないから描くけれど、
小さなシャドウとハイライトも、
なんとなく描ける、かもしれない。

けれど、小さいからハイライトは潰れてしまいそう。

ちなみに、描きにくいですが、描けないわけではありません。

悩んでいるのは、お客さまに説明するとき。

ややこしくなく、直感的にわかりやすく、
手順が行ったり来たりしないのが、
良いと思うわけです。

自分が描くときは、そんなことは気にせず、
行ったり来たりしながら描きますからね。

それをわかりやすく整理して説明したいのですが、
中途半端なサイズでは難しいのです。

ただ、最近少し良い感じになってきたのではないかと。

12月7日から始めるミルームさんのレッスンではこんな感じ↓

© Belta(WAKABAYASHI Mayumi )2025

ややすっきりしすぎな感じがありますが、
このサイズでしたら、良いと思います。

説明もわかりやすい、と思います。

実物はかなりいいんですよ。

ミルームさんのレッスンは、バナナといちごから始まります。

まずはいちごを一緒に描きましょう♪

【教室】11/30朝日カルチャー横浜教室 少し枠を増やしました

11月 9th, 2025 Posted in other

おかげさまで、お申し込みをいただいています。

といっても元々が少人数を想定した教室なので、
たくさんの方がいらっしゃるわけでないのですが。

わずかですが、枠を増やしました。

良かったら、ぜひぜひいらしてください。

難しいことはしません。

とっても簡単なラナンキュラスを描きます。
多分、教わらなくても描けると思うくらい簡単です。

© Belta(WAKABAYASHI Mayumi )2025

簡単にしたのは理由があって、
すぐに描けるので、いろいろなことを試す時間ができるのです。

簡単なものを覚えて、発展させたり、
画面を作ったりする教室はあまりないと思うので、
そういうものを中心にしたいと思っています。

ご都合が合えばぜひ!

余談ですが、私は教室用の服を1枚新しく買いました(笑)
その服を着るのも楽しみ♪

1月の関西出張でも着る予定(寒いかも)

【新講座】 ペン1本と色鉛筆で描く! まいにちごはんのイラスト講座

11月 8th, 2025 Posted in other

ミルームさんで、12月から新講座が始まります。

「ペン1本と色鉛筆で描く! まいにちごはんのイラスト講座」

文字通り、ペンと色鉛筆でおいしいものを描く講座です。

今回は、ウィンナーソーセージとトースト、天ぷらうどん、カレーといった
毎日いただくようなものを描きます。


焼き魚定食もあるんですよ。

なぜ、わざわざ「焼き魚」と言ったかというと、
私の魚イラストは結構評判がいいのです。

青背の魚をおいしそうに描くのが得意みたい。

おいしそうに描くコツを、
いつものようにシステマチックに説明しています。

開講は12月7日からですので、
ちょうど新年から絵日記を描くのに
ぴったりではないかと思うのです。

しかも、ミルームを始めて受講される方は、
↓から新規申し込みをすれば、
https://miroom.com/courses/3464
入会金と事務手数料、合わせて11000円が無料に。

12月7日までの特典ですので、
ぜひお早めに。

宣伝ばかりでごめんなさい。

絵を描く楽しさを知っていただけたら、うれしいな。