久しぶりに色鉛筆の色シリーズ。
これまでご紹介してきた色は、こちらをご覧ください。
バイオレット
マゼンタ
カーマイン
フレッシュグリーン アップルグリーン
今日はホルベイン36色セットに入っている、
ローアンバーについてです。

アンバーは、土に由来する顔料。
なので、茶色、土系の色だと思ってください。
アンバーには「ローアンバー」と「バーントアンバー」の
2種類があります。
「ロー」は「生」、「バーント」は「焼いた」という意味。
なので、
ローアンバーは、生のアンバーの色、
バーントアンバーは、焼いてあるから、焦げ茶色です。
コーヒー豆にたとえると、
生豆が「ローアンバー」、焙煎した豆が「バーントアンバー」ですね。
色味としては、アンバーは、黄色の仲間です。
黄色に黒、または濃いグレーが混ざっていると想像していただくといいかな。
ローアンバーは、わずかに緑を感じる濁りのある暗い黄色という感じですね。
(余談ですが、黄色は、黒が混じると緑色っぽくなります)
明度、彩度ともに中~中の低程度。
鮮やかな色ではないですが、
かといって、ダークな色でもない、となります。
ややあいまいな色、というイメージでしょうか。
ということは、この色を混色に使うと、
鮮やかさはがくっと落ちる、と思ってくださいね。
これは悪いことではなく、そういう性質や印象がある色だというだけです。
その特徴を使うと、
アンティーク、大人っぽい落ち着きのある印象や、
植物の彩度を落として自然な色にすることができます。
例えば、先ほどの椅子の絵。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)
ローアンバーがメインカラーです。
その他、カボチャのヘタ、葉っぱの先など、枯れた植物にはぴったりの色です。
アンティークな雰囲気には、
モスグリーン、クリムゾン、バーントアンバー、セピアなどと組み合わせます。
(いずれもホルベイン36色セット)
みなさんも試してみてくださいね!
それから、ややこしいお話を一つ。
色名にはもう一つ「アンバー」があります。
こちらは琥珀色のこと。
今回ご紹介したのは「umber」
琥珀色は「amber」
どちらも黄色系の色なので混同しやすいですね。
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