【スケッチ】 ホルベイン工業 工場見学 #3 絵の具作り体験
6月にホルベイン工業の枚岡工場に絵の具作り見学に行きました。
工場を見学したあと、絵の具の手作り体験をさせていただきました。
© Belta(WAKABAYASHI Mayumi )
作ったのは水彩絵の具、パンカラーを2個分です。
材料はアラビアゴムとピグメント。
道具はガラス板とすりあわせるガラスの乳棒みたいなもの(底は平らです)とパレットナイフ。
作り方はシンプルですが、体力勝負。
① アラビアゴムにピグメントを混ぜます
② よくもみ合わせます。ここでしっかり混ぜておかないと続く作業がますます体力勝負に
③ ガラス板の上に取り出し、
④ ガラスですりあわせます。
これが大変でした。
粘り着く絵の具(の素)を底が真っ平らなガラスですりあわせるわけですから、
とにかく重い。腰を入れて、膝を利かし体重をかけないといけません。
しかも、冷房のせいで絵の具はどんどん乾きます。
水を補給しつつ、交代しながらでした。
⑤ 容器に移して
⑥ 乾けばパンカラーのできあがり
工場の方がおっしゃるには、
油絵の具を5本手作りしたときは、
腕から何から痛くて大変だったそう。
ピグメントによっても抵抗が違い、
この日作った2色もブルーは比較的楽でしたが、
グリーンはあっという間に重くなりました。
機械が登場する前は、絵の具作りは工房に入門したての子どもの仕事だったそうです。
体力がないと無理ですものね。
摺り合わせ完了の判断は、「色」でわかるそうです。
ピグメントの粒が細かく分散されると
彩度がぱあっと高くなりきれいな色になりますので、それを見るようです。
「顔料は本当にきれいなんですよ」とにこにこされたのが印象的でした。
考えたら一番彩度が高い色を見ているのは、工場の方かもしれませんね。
今回作った2つのパンカラーとお土産にいただいた3色のパンカラー。
5色のパンカラーで何を描こうかな?
工場のみなさま、ありがとうございました。
もう画材は色鉛筆だけに絞ろうと決めたのに、
工場見学をすると、水彩もまたやってみたくなりますね。
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紙は、ミドリのトラベラーズノート。
for this drawing I used:
Sakura pigma
rotring Art pen 1.1mm
Faber castell polychromos
Midori traveler’s notebook
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