100%の品質 3/5のサイズ。
もう一つのブログの記事です。
こちらにも転載します。
ここから—
「これ、すごいね!」
だってそりゃ、
ベロール(現サンフォード)の
カリスマカラーだもん!えっへん。
Beltaが自慢することはないですね(笑)
「色鉛筆なんて、小学生以来だなぁ。
小学生用の色鉛筆とは随分違うものだね」
そう。
画材の色鉛筆は、
学童用のものと比べると、色も滑らかさも、
紙へのノリも全然違います。
その「違い」が問題。
友人が小学校以来、
色鉛筆を使わなくなった理由は、
その「違い」なのだから。
学童用の色鉛筆の多くは、
絵を描くには向いていないのです。
色の成分が少ないのか、
力を入れないと色が付きにくい。
じゃ、力を入れるとどうなるか。
線は引けるけれど、面はまだらになってしまいます。
その代わり、子ども用ということで、お値段お手頃。
Beltaの色鉛筆の1/3くらい。
けど、使ってたのしくない、
塗ってきれいじゃないでは、
自然と色鉛筆から離れてしまいます。
同じようなことは水彩絵の具でもいえます。
日本の小学校で使われている水彩絵の具は、
日本独特のもの。
子ども向けと開発されたものです。
この絵の具も今一つ、なのです。
発色、耐久性がよくなく、
本格的に「絵を描く」人は使わないのです。
「子どものころの一時代だからね。
どうせ使い切らないし、
安いものでいいのかもね」
と先の友人。
確かに子ども時代だけかもしれません。
ただ、こういう考えもできそうです。
良い道具を使わなかったため、
その魅力を知らず、使い切らず離れてしまう。
そこで!
ご提案。
確かに良い画材は高価です。
画材ばかりにお金をかけることはできないでしょう。
だったら、サイズを小さくしてみたらどうかしら?
例えば、色鉛筆の長さ、
通常サイズの3/5の長さにしてみる。
お値段も安く抑えられるし、
使い切りサイズになります。
絵の具のチューブも3/5のサイズ。
色鉛筆に比べると、
ちょっと難しいかもしれないけれど。
子ども用には、
品質を落とさず、サイズを小さくした本物を。
100%の品質、3/5のサイズで。