【絵を描く暮らし】三国志展と線の話
東京で見てきた三国志展。
いつものようにトラベラーズノートに描いておきました。
© Belta(Mayumi Wakabayashi)
遺跡から出てきた陶器の楼です。
現物はかなり大きなものでした。
少し粗い線で描いているのがわかりますか?
私は閉じた線で描くことが多いのですが、
遺跡から出てきたものは閉じてない線の方が
似合うように思います。
「閉じた線」というのは、
線と線のつなぎがつながっている線です。
上のスケッチの左側に描いている
武器の線がそうです。
1本の線です~っと描き、
きちっと止める。
それに対して、右の穀物倉楼は、
やや短い線をつないでおりますが、
きちっと止めてないですよね。
これが閉じてない線です。
閉じた線は、かわいらしさや平面的な雰囲気をだしやすいです。
閉じてない線は、大人っぽく、光を表現しやすい感じ。
描きたいものによって変えるといいですよね。
三国志展、すごく面白かったです。
NHKの人形劇「三国志」の人形の展示もありますよ。
東京国立博物館です。