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【色】考えてみてね!どんな色を使う?

7月 14th, 2019 Posted in other Tags: , ,

昨日は池袋でカラーの教室でした。

教室の様子はまた後ほどとして、
24時間以内に復習すると、知識の定着が高まると言われているので、
復習をしていただくことにします。

もちろん教室にご参加されなかった方も
考えてくださいね!

正解というものはなくて、
いくつかの考え方があると思います。

ご自分の考え方を見つけてくださいね。

【例】

赤い花を描こうと思います。

↑イメージです。
この花を描くわけではないです。

メインの色はこの赤にすることにしました。
一番彩度が高く、鮮やかな赤です。

この色に何色を重ねたらいいかを考えます。

Q.花びらの先端はもっと明るい色にしたい。
光が当たっているところは、少し明るくしたい。
でも、マットな感じではなく、透明感を保ちたい。

Q.いくつかの花は少し変化をつけたい。
メインではない花を、色みはあまり大きく変えずに
少しマットな感じにしたい。

Q.花びらが重なっているところは、暗くしたい。
マットにも濁った感じにもしたくない。
暗くはするけれど、赤の色みが感じられる色がいい。

Q.メインの花の一番の主役のところは、色に迫力を出したい。
濁らせず、真っ赤がさらに真っ赤に感じる色がいい。

Q.真っ赤にしたメインの花の一部に変化をつけたい。
わずかに濁らせた深みのある色にしたい。

以上、考えてみてね!

ちなみに、必ずしもこの通りではありませんが、
色を作るとき、似たようなことをある程度考えています。

それから「濁る」ことは悪いことではないです。
濁らせることで深みを出すことができますからね。

そしてマットな色は、柔らかさや優しさを出すことができます。
厚みをかんじさせることもできますよね。

そして矛盾しているようですが、
マットにすることで、透明感を出すこともできるのです。

要はどこで、どう使うか、です。

感性や感覚で色を使うことができる人は好きに使って大丈夫。
あまり考えなくて良いと思います。

でも、「色を使うのが苦手」という方は(私です)
若干の知識と、考え方を持っておくと、色を扱いやすくなります。

他の人の色使いを見たときにも、
「ああ、こんなふうに色を使っているんだなぁ」と
読めるようにもなりますね。

秋には配色の教室もしようと思っています。
お楽しみに♪

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