もうずいぶん前のことになりますが、
印象に残ることがありました。

© Belta(WAKABAYASHI Mayumi )2025
教室のモチーフをもう少し変えて欲しいというご意見をいただきました。
確かにとても簡単に描けるように思える
(誰でも描ける)ものでしたらから、
私も少し悩んでいました。
ただ、そこにはちょっと葛藤があって。
「簡単に描けるように思える」のは、
「簡単に描けるように」したから。
実物のモデルの線を整理し、
ほぼどなたでも描けるようにしたから、
誰でも描けるものになったのです。
だから、そこには私のアイディアが詰まっているわけなんですよね。
何がそれらしく見せているのか?
それはどんな形で描けるのか?
何に気をつければいいのか?
どこにハイライトがあり、どこにシャドウとチントがあるか?
私としては、それを知ることは
他のものに応用が利くことにつながるので、
ぜひ紹介したいわけです。
でも、おかげで見た目はとても簡単(笑)
難しいものを難しく描く教室で、
みなさんが
「難しかった~。描き方は教わったからうれしいけど、
今後自分で描けるのかしら?」
と思う教室がいいのか?
それとも
難しいものの「らしさ」を見つけて簡単に描く教室で、
「なんだ、これって簡単だったんだ。
これだったら自分で描けそう」
と思う教室がいいのか?
満足度は難しい教室の方が高いのかもね。
簡単だったら、教わる必要もないと思われるかもしれませんから。
そのあたりが悩ましいところです。
難しいモノを難しく、
でもきっちり描けるようにして差し上げられたらいいのですが、
絵というものは、ある程度の経験は必要なので、
1回の教室ではちょっと難しい。
私の教室のモチーフは簡単です。
誰でも描けます。
ただ、誰でも描けるようにする、
というところに工夫があり、
それが私の良さではないかと思っています。
なーんて言っているのは、
現在9月のモチーフをデザイン中だから。
悩むといろいろなことを考えちゃうわけです(笑)