あまり意識されることはないと思いますが、
色鉛筆画にもトレンドがあるようです。
かつては色鉛筆画と言えば、
ざらっとした紙に柔らかいタッチ。
手軽に扱えるという特徴を活かした
ささっと描ける絵で、どちらかというと、
素朴さを感じさせる絵が多かったように思います。
それから、
きたのじゅんこ先生や、
猫のダヤンの池田あきこ先生が登場。
きたのじゅんこ先生
猫のダヤン
色鉛筆の柔らかい色とタッチは、
ファンタジーやメルヘンの世界の表現にぴったりでした。
そしてさらに現在では、
色鉛筆による表現は、
細密画、写実画へと変化しているようです。
すぐに思い浮かぶのは、
原田シンジ先生、
河合ひとみ先生、
生田貴子先生
の3人のお名前。
細密画は、
かつての、メルへタッチ、柔らかい味わい、子どもの塗り絵、
というイメージを覆し、色鉛筆の可能性を見せてくれました。
アメリカでは早くから、細密画も描かれていたようで、
色鉛筆協会(CPSA)のサイトには大半の方が、
「これ、本当に色鉛筆?」という絵がたくさんあります。
先ほどの3人の先生方は同じ細密画でも、
それぞれ特徴があります。
塗り方も、鉛筆も違います。
いつかその違いなどお話ししますね。