BeltaのColored Pencil Gallery  色鉛筆ギャラリー

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色鉛筆、上手になるコツ #1 ストローク(筆圧)

5月 6th, 2012 Posted in color, lesson & technic, purple, scale

というのがあれば、Beltaが知りたい(笑)
ですが、これまでのところで、気づいたこと。

形、構図、色を考えるというのは、
どの絵画も共通ですのでおいておき、
色鉛筆ならではの特徴というのは2つあると思っています。

その1つはストローク。
筆圧調整です。

色鉛筆は、水を混ぜて色を調整することができません。
また水によるぼかしも不可能。
自分の筆圧(消しゴムを使う手もありますが)で色を作り出します。

だから、
軽い筆圧から、重い筆圧まで、
自由に筆圧をコントロールできることが重要になります。

Beltaは一種のスポーツ感覚ではないかと思っています。
練習方法としては、スケール作りでしょう。
時々やっています。

暗い色(明度の低い色)の色鉛筆で練習をします。
明るい色だとムラが隠されて、実際よりも上手に見えてしまいますから。

最初は3段階の濃さから始めて
5段階、7段階、10段階と進めていきます。
5段階。

次は7段階。

最後は10段階。

少し前の練習なので、ちょっとヘタです(笑)

これはバレエで言えば、バーレッスンみたいなもの。
絶えずやる方が良いと思います。

また、色鉛筆の発色を確かめる、
明度の感覚を掴む、という意味でも良い練習です。

練習する紙は、ざらざらの方がごまかしやすい(笑)
だめですよ、この練習にマーメイドのようなざらざらを使っちゃ。

Stonehenge、ヴィフアールの細目(以前のコットマンです)などが良いでしょう。
上手になったら、KMKケントのようなツルツルで練習すると
良い練習になりそうです。

Stonehengeについては、Office Belta(info@belta.jp)までお問い合わせくださいませ。

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楽天でオリジナル塗り絵の販売を始めました。

左脳が邪魔をする

4月 9th, 2012 Posted in lesson & technic, work shop(教室)

昨日のスケッチ教室での発見、シェアします。

モデルは、日本が誇る銘菓チロルチョコ。

右側の黄色で強調した線、
上から下へ垂直に近く降りていますよね。

写真で見ると、そう見えて、みなさんちゃんと描かれます。

それが実物をモデルにすると、
どうなるか。

赤い線が、お客さまが描かれたものです。
青い線は、Beltaが修正。

上の写真と微妙に違うのは、
実際には実物のチロルチョコを見て描いているから。

赤い線、よく見てください。

大きく右へ広がっていますね。
本来のラインとは全然違う角度です。

そして、お客さまは、

「こう見えるんです」と。

もうお一人、
「そうそう、そう見えるの」と
同じ角度で線を描いていました。

ですから、
Beltaが描いた修正の線を、

「信じられない」

とおっしゃいます。

そして、写真を見ると、

「あれ、本当だ。でも、こう見えるんです」

これは左脳(モード)の働き。

チロルチョコは下が広がっているから、
真横から見ると台形に見えますね。

台形は、「垂線は外に広がる」というイメージがありますので、
外へ外へと広げようとするのです。

脳は、「台形だよ、台形だよ。下の方が広いんだ」と
無意識に語りかけるわけです。

脳が修正するので、本当に広がって見えるのです。

しかし、描いた後で何かが違うと気づきます。

「何か違う気がするけれど、どこが違う?」

この場合、誰かに違いを見せてもらうのが一番。

身近にいなければ、写真を撮って、
補助線を引くとよくわかります。

「絵が苦手」
「描いているとつじつまが合わないの」

という方は、
脳が修正して見ている形を描くからなのです。
それは実物とはちょっと違う可能性あり。

でも大丈夫。
練習でちゃんとできるようになります。

やっぱりこの本ですね。

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ふたをしたまま香りが漂う不思議なストラップです。

成長した、かな?

9月 7th, 2011 Posted in color, flower, lesson & technic, model, pink

片付けをしていたら
塗りかけたままになっていた塗り絵を見つけました。

続きを少し塗ってみたら。

おや、ちょっと変化があるようです。

上が1年半前にヴァン・ゴッホで塗った花、
下が昨日ポリクロモスで塗った花。

色鉛筆の違いもありますが、
滑らかさ、色の深さ、少し上達した感じがしませんか?

毎日のように色鉛筆で何かを描いてきたから、
少し成長したのかな?

このままにしておいて、また来年塗ってみるのも面白いね。
どんな成長が見られるかしら。

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color wheel 色相環

かなり変形の色相環です。

個人的にはとても気に入っています。

このラインも細いので、
やっぱりポリクロモスを使う方がいいですね。

もっと大きい絵なら、
カリスマカラーやホルベインのアーチストもいいでしょう。

いつかカラーデザインの大きな絵を描きたい。
単純な形を色で遊ぶ仕事は本当に面白くて。
元々が色屋さんですものね。

8月はとにかく描く!
ことに決めていたので、手当たり次第描きました。

スケッチあり、カラーデザインあり、細密画あり。
アップしていないものもたくさんあります。

明日、まとめてアップしますね。

紙はマルマンのポストカード。
見本用ということで、この紙を使っています。
そろそろStonehengeに戻ろう。

色鉛筆 : ファーバーカステル ポリクロモス、ホルベイン アーチスト
紙 : マルマン 絵手紙用ポストカード

colored pencil : Caran d’Ache Pablo , FaberCastell polychromos
paper : maruman

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value Scale 明度 スケール

8月 16th, 2011 Posted in color, lesson & technic, purple, scale Tags:

久しぶりに明度スケール練習です。

まずは5段階。

次は7段階。

最後は10段階。

松江のスキャナーはちょっと古いから。。。

ごめんなさい、嘘です。
明度差がはっきりしないのは、Beltaの腕です。

プラス、鉛筆を削らなかったのも敗因。
特に明度が高いところは、芯が尖っている方が、
ずっと描きやすいと思います。

今回はStonehengeで練習しましたが、
つるつるのKMKケントを使うとムラが目立ちやすいので、
良い練習になりそうです。

色鉛筆は、ファーバーカステル ポリクロモス モーブ。
紙紙は、Stonehenge
切れ端を使いました。

color pencil :  Faber Castell polychromos
paper : Stonehenge

【関連記事】
熟練への第一歩

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どちらが難しいか。

7月 14th, 2011 Posted in lesson & technic

先日描いた一力堂の「茶通」
別バージョンもあります。

さて、この絵と先日のこれ↓

どちらが難しいかというと、
案外、上の方なのです。

上は、下絵を描かず、
ミリペンで一発勝負、エイ!と描くのです。

Beltaのテクニックでは、下絵を描いて、
それをなぞると線がヨロヨロになってしまいます。

だから、下絵なし、勢いで描くことにしています。

少々の歪み、線の間違いはご愛敬(笑)

上手に描こうと思わず描く絵の線はキレイですよね。
ノートの隅のイタズラ描きの上手なこと。
スケッチブックに描くと、とたんにヨロヨロ(笑)

↓ちょっと緊張して描いています。

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color composition 色彩構成 練習 ①

6月 26th, 2011 Posted in color, lesson & technic, many colors Tags: ,

ワークショップの見本の一つ。

例外もありますが、
暖色、寒色で、それぞれ同系色から類似色で
配色しています。

左列一番下は、三原色で描きました。

分割方法は単純なものばかり試してみました。
他にもいろいろアイディアがあるので、
近々やってみるつもり。

色鉛筆はファーバーカステルポリクロモス。
紙はPMパッド

color pencil :  Faber Castell polychromos
paper : PMパッド

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make color 色鉛筆で色を作る ⑤ まとめ

「色鉛筆で色を作る」には2つの意味があります。

1つは、ブルーとイエローでグリーンを作るなど、
新たな色を作り出すこと。

もう1つは、色相そのものは大きく変化させず、
明暗をコントロールしたりや深みを出したりすること。

2の場合、色相環が頭にあるとわかりやすいと思います。

その色を中心として、
明るくするなら、色相環の黄色よりの色をプラス
暗くするなら、色相環の青よりの色をプラスします。

今では当たり前のこととして知っていますが、
絵を描き始めた10年くらい前(もっと前だと思う)は
何もわからずに色を使っていたので、
色はしばしば濁りました。

Beltaがずっと絵をお休みしていた理由は、
色がうまく作れかったからかもしれません。

色相環の色鉛筆はファーバーカステルポリクロモス。
紙はStonehenge

color pencil :  Faber Castell polychromos
paper : Stonehenge A5

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make color 色鉛筆で色を作る ④

6月 17th, 2011 Posted in color, green, lesson & technic, model, red, vegetable Tags: , , ,

色鉛筆で色を作る」の応用です。

色鉛筆画では、色を塗り重ねて色を作ります。
色は単色で使うより、重ねる方がずっと深みを増し、
美しく発色するのです。

1.下塗り
全体にオレンジ、
暗いといころに青みよりの色(ここではディープパープル)
明るいところにイエロー、
照り返しにピンク

2.色作り
全体にレッドを乗せます

3.必要に応じて色を重ねます

途中経過をお見せするつもりでしたが、
描き始めると一気に描いちゃいました。

色鉛筆の層は何層にもなっています。
各部分の層です↓

レッドとパープルが6層以上重なっている部分もあります。

トマトの一番暗い部分の最終層は、
ネイビー(ここではオリエンタルブルー)を乗せて、
暗くしています。

このトマトの絵の「赤」は、
「ペールゼラニウムレーキ」だけです。

ペールゼラニウムレーキに、
ディープパープル、イエロー、オレンジ、ピンクを
重ねることでいろいろな「赤」を作りました。

重ねる色によって、一つの色がさまざまな色に変化します。

下に塗る色でコントロールするという点では、
メイクと似ていますね。

上記サンプルの
色鉛筆はファーバーカステルポリクロモス。
紙はマルマン 絵手紙用

color pencil :  Faber Castell polychromos
paper : maruman

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make color 色鉛筆で色を作る ③

6月 16th, 2011 Posted in color, green, lesson & technic, model, red, vegetable Tags: , , ,

一昨日の記事「色鉛筆で色を作る」の応用です。

昨日はトマトを例にしました。
トマトの赤い色を塗る前に、明暗を表現する下塗りをします。

下塗りとして
明るいところはイエロー、ピンク、
暗いところはブルー系を塗っておきます。

それだけで立体感が出ます。

ベースができた上にトマトの表面色の赤を重ねると、
下塗りの色が反映されて、色に深みが増し、
立体的になってきます。

上の絵にペールゼラニウムレーキを重ねます。

トマトらしくなってきました。

この後、さらにペールゼラニウムレーキを重ね、
必要があれば、
明るい部分にオレンジかイエロー、
暗い部分にマゼンタ系の色を重ねて仕上げます。

現段階では色の層は2層です。

最終的に「色」は何層にも重なった色の層から
できることになります。

明日は完成した状態をお見せできそうです。

上記サンプルの
色鉛筆はファーバーカステルポリクロモス。
紙はマルマン 絵手紙用

color pencil :  Faber Castell polychromos
paper : maruman

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