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【絵のある暮らし】今日は立春

2月 4th, 2022 Posted in other

3月のオンライン教室は塗り絵と色鉛筆基礎。
7日(月)13:00~15:00 塗り絵(お抹茶と和菓子)
その他日曜日のクラスもあります。

基礎は三原色で描く色相環。
色を見ることと、筆圧の練習になります。

2月のイラスト教室は募集中です。
2月18日13:00~15:00
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

2022年の塗り絵教室のモチーフの予定はこちら↓
【教室】2022年 モチーフの予定
【教室】リバイバル教室(オンラインのみ)


今日は立春。

【教室】イラスト教室のテキストできた♪

2月 3rd, 2022 Posted in work shop(教室)

3月のオンライン教室は塗り絵と色鉛筆基礎。
7日(月)13:00~15:00 塗り絵(お抹茶と和菓子)
その他日曜日のクラスもあります。

基礎は三原色で描く色相環。
色を見ることと、筆圧の練習になります。

2月のイラスト教室は募集中です。
2月18日13:00~15:00
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

2022年の塗り絵教室のモチーフの予定はこちら↓
【教室】2022年 モチーフの予定
【教室】リバイバル教室(オンラインのみ)


2月18日のイラスト教室のテキストができました。

相変わらず、小学生の手作り感いっぱい(笑)

でも、中身はいいんだよ~。

色はつけず、形を捉える練習をします。

精度については、最初は大雑把に捉える練習をしますが、
最後はお好みの精度(リアルさ加減)で。

もう少しお席がありますので、
ぜひ一緒に描きましょう♪
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

この後、イラスト教室は、

マグ、カップ&ソーサー

ケーキとカップの組み合わせ

ハーブ

画面作り(レイアウト)

を予定しています。

2023年は動物や鳥もやりたいな。

【本】bes.kqさんのレッスンとコメントをご紹介します

2月のオンライン教室は塗り絵とイラスト。
6日(日)14:00~16:00 塗り絵(ドレッサー)募集締め切りました
7日(月)13:00~15:00 塗り絵(ドレッサー)募集締め切りました
詳しくはこちら↓
【教室】2月のモチーフはドレッサー

イラスト教室は募集中です。
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

2022年の塗り絵教室のモチーフの予定はこちら↓
【教室】2022年 モチーフの予定
【教室】リバイバル教室(オンラインのみ)

 


Instagramでメンションしてくださったbes.kqさん。
「塗り絵でまなぶ 色鉛筆画の基本」をご活用くださっています。

掲載許可をいただきましたので、みなさまにもシェアしますね!

コメントです。

↑クリックすると大きくなります。

アレンジをされていて、
とっても楽しんでレッスンされているご様子がうかがわれます。
色もきれい。

コメント中の

「程よくリアルで、程よくデザイン的」

うれしいです。

まさに「それ」を目指していますので。

私も長らくリアルなイラストを描いていました。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

でも、それは練習として捉えていて、
そこから違うものができないかと考えていたのです。

今、その試みがうまくいっているかどうかはまだわかりませんが、
「リアルと非リアルのミックス」と「真夏の静けさ」が私のテーマです。

だから、あまり上手(いわゆるリアルな絵)にならないようにと意識しています。

上手になり過ぎると、画面にものすごくたくさんの情報を入れたくなるし、
テクニックを見せることに傾きそうになるから。

私の場合、リアルを頑張ると絵が面白くなくなる傾向があるんですよね。

それに気づかせてくれたのは、ポストカードの売り上げ。
あるイベントに参加したとき、リアルなイラストより、
少し緩いイラストの方が断然よく売れたのです。

もっとも私のリアルは、スーパーリアルよりずっと甘いので、
中途半端ということもありますが(笑)

話しがまた逸れました。

bes.kqさん!
私が好きなものに共感してくださって、とてもうれしいです。
そして本をご活用くださって、ありがとうございます!

bes.kqさんのアカウントはこちら。
https://www.instagram.com/bes.kq/

私のインスタ
https://www.instagram.com/bluebelta/

みなさまもレッスン画像をぜひぜひアップしてくださいね。
その際、タグ付けしてくださいませ。
エゴサーチしてないので、助かります。
Instagram:bluebelta
Twitter:blue_belta

1年で一番寒い季節。
おうちで塗り絵しましょ♪

【文房具】suuuhさんのサイトを覗いてみてね

2月 1st, 2022 Posted in FaberCastell

2月のオンライン教室は塗り絵とイラスト。
6日(日)14:00~16:00 塗り絵(ドレッサー)募集締め切りました
7日(月)13:00~15:00 塗り絵(ドレッサー)募集締め切りました
詳しくはこちら↓
【教室】2月のモチーフはドレッサー

イラスト教室は募集中です。
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

2022年の塗り絵教室のモチーフの予定はこちら↓
【教室】2022年 モチーフの予定
【教室】リバイバル教室(オンラインのみ)


文房具専門のwebメディア 「Suuuh」さん。
https://suuuh.jp/

万年筆、ノート類など、文房具の情報を発信されています。

文房具版キナリノさん、とう感じでしょうか。

そのSuuuhさんのサイトに私のイラストがちょこっと載っています。
(掲載のご依頼をいただきましたので、OKしました)
https://suuuh.jp/40

文房具、楽しいですよね。

私は長年の万年筆ユーザーで、文房具も大好き。

2000年頃は万年筆を使っている人はそう多くなく、
万年筆を使うとずいぶん目立ちました。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

それ以外にも面白いものをいっぱい使っていたっけ。

モレスキン、方眼ノートなど、パーフェクトペンシル、今では珍しくなりものも、
あのころは使っている人は少なくて(特に女性が)目を引いたようです。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

今のように楽天のお店で気楽に買える時代ではなくて、
万年筆屋さんのサイトがいくつかあるだけ。

その中で、お値段や品揃えを比べて、お得なところで買うわけです。

中でもフルハルターさんは、大好きなお店で、
ご店主の森山さんが研ぎ出したペン先がすばらしく、3本も購入!
もう二度と手に入らない仕様で、宝物です。
http://www.fullhalter.jp/

それから松江には「中屋万年筆店」と「パピロ21」という
全国からお客様が訪れるお店があります。
中屋万年筆店↓

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022
ここは足繁く通いました。
ご縁で、一緒にTVまで出ちゃった。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

万年筆業界は長らく売り上げが落ち込んでいて、
このままでは万年筆は消えてしまうかもしれないと
言われていたのです。

当然、万年筆について知っている人も少なく、
友人たちは、今でも万年筆、文房具で気になることがあると、
「Beltaに聞こう!」と。

もう更新できなくなっているブログでもたくさん文房具をご紹介したものです。

新しいブランドや手作り万年筆、インク沼なんて言われている現在からは
想像できないですよね。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

万年筆が滅びる心配がなくなって、本当に良かった!

あれ、話しがどんどん逸れちゃった(笑)

逸れたついでに、

毎日お出かけするときには、たくさんの筆記具を持ち歩いていました。
少なくとも7本、長期でお出かけするときはもっとたくさん。

あるとき、空港の保安検査でひっかかって、
「これは何ですか?」と尋ねられて
「ペンです」と答えた私。

バッグのポケットに14本のペンをぎゅうぎゅう差し込んでいたので、
不審に思われたみたい。
ペリカンの万年筆が6本くらい、
他にはラミーのゲルボールペン、ファーバーカステルの
エモーションシャープペンシル、パーフェクトペンシルなどなど。

何かを書くために持ち歩くのではなく、
持っていると気分がいいから、なんですけどね。

でも、そんなに持って飛行機に乗る人、いないですよね。

今はそう思います。

【色】ホルベイン クリムゾンcrimson 062

2月のオンライン教室は塗り絵とイラスト。
6日(日)14:00~16:00 塗り絵(ドレッサー)
7日(月)13:00~15:00 塗り絵(ドレッサー)
詳しくはこちら↓
【教室】2月のモチーフはドレッサー

イラスト教室もあります。
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

2022年の塗り絵教室のモチーフの予定はこちら↓
【教室】2022年 モチーフの予定
【教室】リバイバル教室(オンラインのみ)


色鉛筆の色シリーズ。
教室でオススメしているホルベインの36色セットの色について解説しています。
(ポリクロモスは少しお待ちください)

2022年中にはホルベインを完成させたい。

これまでご紹介してきた色は、こちらをご覧ください。

バイオレット441
マゼンタ449
カーマイン 042
フレッシュグリーン243 アップルグリーン251
ローアンバー184
アイスグリーン 220
ジョーンブリヤン122
コスモス(437) ピンク022
プルシャンブルー368
ターコイズブルー343
スカーレット044
エメラルドグリーン 163
ホルベイン バーントアンバー180 セピア 182

今日、ご紹介するのは、クリムゾン062です。

語源は、カーマイン(042)と同じ。
カイガラムシ系です。

色としては暗い赤、深紅とか真赤と表記されることもあります。

ホルベインのクリムゾンの番号は062なので、
赤の仲間で、原色ではありませんが、彩度、彩度ともに中程度。

色としては赤に黒を混ぜたような色で、濁りのない清色です。
濃く塗っるとよくわかるのですが、マット感は感じられないですね。

いわゆる臙脂色(えんじいろ)と言えるかな。
「小豆色」と言われる方もいらっしゃると思います。

色名はやっかいで、人それぞれに色のイメージが違うので、
「いや、臙脂はもう少し暗い」とか「小豆色はもっと赤い」とか言われそうですが。

でも仲間の色だと思います。

なので、色のイメージは「和」を感じさせます。

例えば、あんこの色


バーントアンバー(180)やカーマイン(042)を重ねると粒あんもできますね。

それからアンティークなイメージもありますよね。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

ローアンバー(184)、モスグリーン(290)と組み合わせると、あら、アンティーク♪

それから赤の仲間ですので、当然、カーマイン(042)との相性もばっちり。
もちろんピンク(022)とも。

番号をよく見ると、クリムゾン(062)カーマイン(042)ピンク(022)と
違うのは中央の数字だけ。

つまり、この3つは同じ色の明度彩度違いということ。

↓この3色でちょこっとグラデーションを作ってみました。小さいけど見てくださいね。

混色も配色もグラデーションも良くなじみます。

カーマインを色味を変えずに少し落ち着かせたいときなど、
とっても便利というわけ。

シックな雰囲気を出したいときには本当に重宝するクリムゾン。
7~8年前には使いこなせなかったのですが、最近はよく使っています。

【Belta通信】2022年は和菓子

1月 30th, 2022 Posted in sweets, wagashi

2月のオンライン教室は塗り絵とイラスト。
6日(日)14:00~16:00 塗り絵(ドレッサー)
7日(月)13:00~15:00 塗り絵(ドレッサー)
詳しくはこちら↓
【教室】2月のモチーフはドレッサー

イラスト教室もあります。
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

2022年の塗り絵教室のモチーフの予定はこちら↓
【教室】2022年 モチーフの予定
【教室】リバイバル教室(オンラインのみ)


毎月葉書で「Belta通信」というお便りを発行しています。

毎年テーマを決めていて、イラストでご紹介をします。
2021年のテーマは文様でした。

これは橘文様。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

柑橘類の橘がモデルです。
かわいいですよね。

今ちょうど柑橘類の実がなるシーズンですので、見つけたら観察してみてくださいね。

あの実の付き方から、この形を生み出し、アレンジして文様にする。
古の方たちのデザイン力、すごいなぁ。

橘は石清水八幡宮の御神酒に使われていますが、
そのパッケージには青海波もあしらわれています。

他にも京都の亀屋清永の包装紙も橘です(紅葉もある)

亀屋清永といえば、そう!清浄歓喜団!

ずっと食べてみたくて、やっと手にすることができたのが2018年、
そのときのスケッチです。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

奈良時代に伝わった唐菓子(からくだもの)で
当時の形を今に伝えるお菓子と言われています。

中国から伝わりましたが、オリジナルはインドのモーダカだそうで、
ガネーシャの好物だとか。

お米と小麦粉を練った生地を巾着型にし、
中にはスパイス入りのあんこが入っていて、
ごま油で揚げてあります。

硬いですよ~。

シナモン他の香りが強く、私たちが普段考える和菓子とは印象が違います。

伝わった当時小豆のあんこではなく、ドライフルーツやあまづらで作られていました。
おそろくもっとエキゾチックな感じだったのでしょうね。

亀屋清永には他にも餢飳(ぶと)というお菓子があり、
これは揚げ餃子に形がそっくり。

どちらも神饌で、元々は寺社で作られていたものだと思います。

今でも餢飳など唐菓子を神饌として作っている神社があるんですよね。

今作られている和菓子がこういうものからスタートしたと思うと、
わくわくします。

2022年のBelta通信は、そういう歴史を踏まえつつ、
現代の美しい和菓子や習慣をご紹介していきます。

これまでの形式とは違い、イラストメインでご紹介しますので、
お楽しみになさってくださいね!

ちなみにBelta通信に使ったイラストは、
次年度のBelta通信がまでブログ、SNSでは公開しないです。
ご購読の方だけのお楽しみ♪

ご購読お申込はこちらから↓
【Belta通信】2022年のテーマは和菓子

ところで、まったくの余談ですが、
清浄歓喜団が一瞬、ちらっと登場する漫画があります。
ゆうきまさみさんの「新九郎 奔る!」

後の北条早雲となる新九郎の物語。
舞台は1450年代で、新九郎の姉の伊都がおやつに清浄歓喜団と同じ形のお菓子を
食べるシーンがあります。

15世紀なると貴族のおやつとして食べられるようになるのかなぁ。
それはよくわからないけど、清浄歓喜団を見つけて喜んだ私でした(笑)

清浄歓喜団については、亀屋清永さまのサイトをご覧ください。
https://www.kameyakiyonaga.co.jp/

【教室】ガンバッてウニッコを描いてみた

1月 29th, 2022 Posted in color, other, pink, work shop(教室)

2月のオンライン教室は塗り絵とイラスト。
6日(日)14:00~16:00 塗り絵(ドレッサー)
7日(月)13:00~15:00 塗り絵(ドレッサー)
詳しくはこちら↓
【教室】2月のモチーフはドレッサー

イラスト教室もあります。
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

2022年の塗り絵教室のモチーフの予定はこちら↓
【教室】2022年 モチーフの予定
【教室】リバイバル教室(オンラインのみ)


2月の教室のモチーフはドレッサー(正確には違いますが)

アレンジの幅が広いので、いろいろ試しているところ。

最近人気のインテリアは北欧風ということで、
マリメッコのウニッコのファブリックパネルを描いてみました。

お部屋もピンクで。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

ホルベインの36色セットを使っているので、
ピンクは3種類。
マゼンタ、ピンク、コスモスです。

もう少しソフトな色にしたいなぁ。

ホルベインならチェリーブロッサム(011)とかシェルピンク(019)が
良さそう。

ローズピンク(429)やアッシュローズ(076)もいいかも。

お持ちの方はお試しくださいね。

私は持っていないので、塗った後、練り消しで色を落としました。

それにしても、
ウニッコをこのサイズでホルベインで描くのはちょっと手間でした。
色は鮮やかでマリメッコらしさが出ますけどね。

北欧デザインのファブリックパネルはおしゃれですし、
インテリアもとても参考になります。

ご参加の方、あらかじめ好きなインテリアの写真などを
お手元にご用意すると良いかと思います。

こちらのモチーフを使う教室は、
6日(日)14:00~16:00
7日(月)13:00~15:00

申し込み締め切りはどちらも1月31日の午前中です。
(最近、郵便の配達に時間がかかる傾向があり、早めに締め切らせていただきます)

詳しくはこちら↓
【教室】2月のモチーフはドレッサー

【色】ホルベイン バーントアンバー180 セピア 182

2月のオンライン教室は塗り絵とイラスト。
6日(日)14:00~16:00 塗り絵(ドレッサー)
7日(月)13:00~15:00 塗り絵(ドレッサー)
詳しくはこちら↓
【教室】2月のモチーフはドレッサー

イラスト教室もあります。
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

2022年の塗り絵教室のモチーフの予定はこちら↓
【教室】2022年 モチーフの予定
【教室】リバイバル教室(オンラインのみ)


色鉛筆の色シリーズ。
教室でオススメしているホルベインの36色セットの色について解説しています。
(ポリクロモスは少しお待ちください)

これまでご紹介してきた色は、こちらをご覧ください。

バイオレット
マゼンタ
カーマイン
フレッシュグリーン アップルグリーン
ローアンバー
アイスグリーン 220
ジョーンブリヤン(122)
コスモス(437) ピンク(022)
プルシャンブルー(368)
ターコイズブルー(343)
スカーレット(044)
エメラルドグリーン 163

今日、ご紹介するのは、バーントアンバー180とセピア182です。

番号の末尾だけが違うということは、とてもよく似た色、ということです。
つまり混色も配色もなじみやすい。
頭が「1」なので、どちらも黄色の仲間です。

一つずつ解説しますね。
まずは、バーントアンバー。

暗い赤みの黄色です。

「バーント」というのは「焼いた」という意味です。
焼いたアンバー色という感じ。私的は焦げたアンバーかな。

では焼く前のアンバーはどんな色?
というと「生」のアンバーなので、「ローアンバー」です。

この2色は焼く前と後の「アンバー」なんですね。

「アンバー」というのは、イタリアのウンブリア地方のこと。
ここの特産のマンガンと鉄を含む土を原料としてできる顔料は
色が美しい良質の天然顔料として古来からずっと使われてきました。

たぶん、今は合成顔料が使われていると思いますが、
土由来の顔料が使われている絵具も見かけます。

さて、ここで注意が一つだけ。

「アンバー」と聞いて「琥珀色」を思い出す方もいらっしゃると思います。

なので「あ~、琥珀を焼いた色?」と結びつけやすいのですが、
それは間違い。

先ほど書いたように「バーントアンバー」「ローアンバー」は
「ウンブリア」が語源です。
綴りは、「Umber」

対して「琥珀」のアンバーは「Amber」

日本語ではどちらも「アンバー」になってしまうのですが、
綴りが違います。

アンバーは琥珀色
ローアンバーとバーントアンバーはウンブリア地方の土
バーントアンバーは、アンバーを焼いたのではなく、ローアンバーを焼いた色。

ああ、ややこしい(笑)

ではセピアは?

こちらは有名ですね。
イカ墨のことです。

コウイカのイカ墨はインクとして使われていました。
やがて顔料として使われるようになり、
19世紀末には人気の色として定着しました。

ごく暗い黄色ですが、私の感覚では、色味のある無彩色。
ほんとは色味があったら無彩色ではないのですが(笑)

それはさておき、黒ではあっさりし過ぎる時にとても重宝します。
(ポリクロモスのダークセピアは重宝する色です)

1月のモチーフの地図でも大活躍でした。

この地図で使った色は、
モスグリーン、
ホリーグリーン
フォレストグリーン
ローアンバー
バーントアンバー
セピア
プルシャンブルー

詳しくは、
ちょっと気に入った地図
をご覧くださいね。

まとめます。

バーントアンバーとセピア、ローアンバーはどれも黄色の仲間で
同じ色味の要素を持っています。

明度は全般に低いのですが、明るい順に並べると

ローアンバー>バーントアンバー>セピア

です。

同じ要素を持っているので、混色も配色もよくなじみます。

反対色は青系の色で、
こちらも混色、配色、ともに調和します。

青系の色との混色は無彩色に近い深みのある色を作ります。

地図、アンティークなもの、色を引き締めるときなど、
さまざまな場面で活躍する色たちです。

そうそう、同じ土系の色に「バーントシェンナ」があります。
こちらも焼いた色です。
ホルベインにもポリクロモスにもありますね。

近いうちに解説しますので、お楽しみに♪

【イラスト教室】下描きについて

1月 27th, 2022 Posted in トラベラーズノート, モレスキン

2月のオンライン教室は塗り絵とイラスト。
6日(日)14:00~16:00 塗り絵(ドレッサー)
7日(月)13:00~15:00 塗り絵(ドレッサー)
詳しくはこちら↓
【教室】2月のモチーフはドレッサー

イラスト教室もあります。
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)

2022年の塗り絵教室のモチーフの予定はこちら↓
【教室】2022年 モチーフの予定
【教室】リバイバル教室(オンラインのみ)


2月のイラスト教室は、下書き用として鉛筆や消しゴムも使います。
(不要な人はいきなりペンで描いてくださいね)

12月の教室では使わなかったのですが。

最近ちょっと考えている「下書き」について少しお話ししようと思います。

ペンでイラストやスケッチを描くとき、下書きをせず、
「下書きせずにペンで描こう!」とおっしゃる方、多いです。
↓カフェで下書きなし、万年筆で描いています。

© Belta(Mayumi Wakabayashi)2022

私もできたら、その方が良いと思います。

理由は、

・下書きをしてペンでなぞると、線の勢いがなくなるから
・線を描く度胸がなくなるから

下書きをする場合、
丁寧に細部まで形を描きがちです。

もう完璧にできたので、後はペンでなぞればOK!
という感じですね。

そしてペン入れは、
その下書きの線を外さないように、
ゆっくりなぞる。

そうすると線の勢いは消えます。

下書きは良かったのに、ペンを入れたらなんかおかしい。

というのはなぞってしまい、線の面白みを減らしてしまったから。

ペンで描いた絵の面白さは、線の面白さなんですよね。
線の勢いや面白さが減ると、活き活きした感じまで減ってしまいます。

ただ、注意して欲しいのは「勢い」というのは「速さ」ではないです。
ゆっくり描いた線でも「勢い」はありますし、
素早く描いた線でも勢いのない線があります。

なぞった線は、遅くても速くても勢いがないことが多いです。

では、下書きをせず、いきなりペンで描けばいいか、というと
初心者の方はちょっと抵抗があります。

「どうしよう?」
「いきなりどこから描くの?」
「消せないよね?」
「失敗しそう…」

とドキドキします。

結果、手が出なかったり、自分で失敗と思って
「やっぱり絵は向いてない」ということにもつながります。

絵を描くにはある種、度胸がいるのですが、
その度胸も育たないわけです。

だったら、ちょっと下書きをすればいいじゃない。

まずは紙(以外のものも)に線を描くことを楽しむために、
ドキドキ感を減らしましょうよ。

それから、下書きをすることで、紙はもう真っ白ではないです。
真っ白ではないので、気持ち的に手が出しやすくなります。

最初はそこからスタートすればOKだと思います。

私も鉛筆画は、紙を汚すことから教わりました。

大小の「ひとこま日記」はいきなりペンで描いていますが、
モレスキンやトラベラーズノートに描くときは、下絵やアタリを描いています。

実は、スケッチを描き始めたときは、
クロッキーブックにいきなりペンで描いていました。

でも、モレスキンに描き始めたときに、

「これ高いんだよね。ページを破ることもできないよね」
「カッコイイノートだから、本のように仕上げたいなぁ。ミスしたくない」

なんて思ったのです。

そこで下書きをするようになりました。

↑2013年のモレスキン。このころは、鉛筆で下書きをしていました。
下書きしても歪んでいるけれど、気にしない(笑)

今もモレスキンに描くときは、鉛筆ではないですが、きちんと下書きをします。

でも、ペン入れをするときは、
なぞらぬよう、なぞらぬようと念じていますよ。
そして度胸を決めて描く!

↑この二重線はドキドキしました(笑)でも歪んだ(笑)
でも歪んでもOK!

下書きをして描いた線がなんとなくおどおどしているようなら、
度胸をつけるために下書きをせず描く練習をしてみましょう。

別の紙に一度、簡単に描いてみてから、
本番の紙に描くのも良い方法です。

何が言いたいかというと、

ペンで描くスケッチやイラストは「線」の面白さや勢いが重要。

すてきな「線」を描くためには、下書きをなぞってはいけない。

でも、下書きがないと手がでない人は、下書きをしましょう。

そしてペン入れをするときは、「下書き通りでなくてOK!なぞらぬよう」と念じてから。

下書きをするしないは、

結局のところ、見ていて気持ちがいい「線」が描けるなら、
どちらでもOKなんですよね。

描く題材や媒体、自分の気持ち、状況に応じて、
気持ちが楽で(心地よい緊張感、リラックス)
気持ちがいい線が描けるものを選べばいいんじゃないかな。


イラスト教室は、2月18日(金)13:00~15:00
初心者向けの教室です。
スイーツを簡単に描けるコツをご紹介しますよ。
詳しくはこちら↓
18日(金)13:00~15:00イラスト基礎(○、△、□で描くスイーツ)