【和菓子】和菓子の祖?清浄歓喜団
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京都の和菓子です。
© Belta(Mayumi Wakabayashi)2024
亀屋清永さんの「清浄歓喜団」↓
https://www.kameyakiyonaga.co.jp/year01.html
和菓子の歴史をひもとく際には、必ず登場するお菓子です。
これが和菓子?と思われるかもしれませんが、
和菓子の祖の一つと言われています。
和菓子は奈良時代、中国から伝来した唐菓子が密教のお寺や神社の
神事のお供えものとして使われ、
長い時間をかけて少しずつ変化し、庶民の口に入るようになったと
言われています。
清浄歓喜団は、唐から伝わった形を今に遺しているお菓子なのです。
形が縄文時代の土器のようですよね。
和菓子に興味を持ったころから、一度食べてみたいと思っていて、
2018年に京都に行った際、買い求めました。
小麦粉と米粉の皮の中に小豆のあんやドライフルーツ、
香辛料が入っていて、ごま油で揚げてあります。
底の方から割っていただきます。
ごま油で揚げるのが不思議な感じがしますが、
以前見たTV番組では、神社の方が、
同じように練った皮を揚げて
お供えもののお菓子を作っていました。
こういうお菓子がだんだんと形を変えて、
お饅頭になったのではないかしら。
ところで、役に立たないネタを一つ。
ゆうきまさみさんの漫画「新九郎奔る(しんくろうはしる)」の中で、
主人公の姉君伊都さんが、この清浄歓喜団のような形のお菓子を
おやつに食べるシーンがあります。
舞台は文正元年(1466年)
うーん、多分、武家の子どもといえども、
清浄歓喜団を気楽には食べられなかったのではないかしら。
それとも、神様のお下がりとして、
その頃はおやつにもなり得たのか?
う~ん。
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