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【色】ホルベイン ライトレッド 054 バーントシェンナ057

色鉛筆の色シリーズ。
教室でオススメしているホルベインの36色セットの色について解説しています。
(ポリクロモスは少しお待ちください)

2022年中にはホルベインを完成させたい。

これまでご紹介してきた色は、こちらをご覧ください。

バイオレット441
マゼンタ449
カーマイン 042
フレッシュグリーン243 アップルグリーン251
ローアンバー184
アイスグリーン 220
ジョーンブリヤン122
コスモス(437) ピンク022
プルシャンブルー368
ターコイズブルー343
スカーレット044
エメラルドグリーン 163
ホルベイン バーントアンバー180 セピア 182
ホルベイン クリムゾンcrimson 062

今日、ご紹介するのは、ライトレッド 054 バーントシェンナ057です。

よく似ている2色です。

番号もとても近くて、054と057

0で始まっているので赤の仲間ですね。
真ん中が「5」ということは、純色ではないけれど、
彩度はそんなに低くはない。

どちらも一般的には「茶色」と呼ばれる色だと思いますが、
いわゆる「茶色」より赤みを感じる色です。

比べると、ライトレッドの方が赤みをより強く感じますね。
名前に「レッド」が入っていますもんね。

この色は誤解されやすくて、「ライト」な「赤」、
つまり、「薄い赤」と勘違いされる方がいらっしゃるんです。

なので、「赤」のつもりで塗った後、「あれれ?」ということがあります。

実際は、赤に明るいグレーが入っているような色味ですので、
「赤茶色」と思っていただくと良いと思います。

同じ色の仲間としては、
インディアンレッドやベネチアンレッド(どちらもホルベインではないです)
があります。

ホルベインでは、
おそらく、スカーレット(044)とコーラル(024)が仲間の色で、
彩度、明度違いになっていると思います。
スカーレット

コーラルは持っていないので、検証できないのですが、
お持ちの方は、色を比べてみてくださいね。

スカーレットの明るい色がコーラル、暗い色がライトレッドで、
混色も配色もグラデーションもよくなじむと思います。

スカーレットの影色にライトレッド、
明るさを出すのにコーラル、という使い方ができるわけです。

もう一つのバーントシェンナは、
バーントアンバーと同じ、土由来の色名です。
イタリアのシエナで産出される土から作られる顔料です。
「バーント」とあるので、焼いた後の色。
ホルベインにはありませんが「ローシェンナ」という色もあります。

ライトレッドと比べると茶色のイメージですが、
やっぱり少し赤いですね。

ホルベインではおそらくタイガーリリー(047)と対応していると思います。
お持ちの方、検証してみてくださいね。

タイガーリリーは原色で、少し明度が低い(彩度もやや低い)のが
バーントシェンナではないかと。

おそらくよくなじむと思います。

ライトレッドもバーントシェンナも
明度、彩度と、色相ともに近い色ですので、
色味を変えずに深みを出したい時に重宝します。

初心者の方向けのどんぐりは
この2色を使って色を深めていますよ。

どちらも少し明るいグレーを感じる色なので、
やや濁色で、マット感があります。

純色では(例えばスカーレット)鮮やか過ぎるとき、
少し重ねることで色を落ち着かせることができます。

たくさん重ねると鈍くなるので、そこはご注意を。

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