【教室】花は花びらの影から
9月のオンライン教室のモチーフはコスモス。
© Belta(Mayumi Wakabayashi)2023
久しぶりのお花です。
お花にはいろいろありますので、
描き方(塗り方)はこれだ!と言い切れないのですが、
押さえておきたい共通のポイントがあります。
ただし、ポストカードサイズなど小さな絵についてです。
大きな絵の場合は違います。
それは、
1.色鉛筆を動かす向き
中心から外へ動かすか、先端から中へ動かすか。
これは花びらの色によって違ってきます。
先端が明るい(厚みが薄くて光が透ける感じ)なら、
芯→先端へ
芯の方が色が明るい(もしくは白)なら、
先端→芯へ
色鉛筆は紙に着地したところが一番濃くなりやすいのです。
ですので、花びらの先端が明るいなら、
ここが濃くなるとイヤですよね。
だから、芯→先端 です。
逆に芯の方が明るい花なら、先端→芯になります。
逆にならないよう注意です。
色鉛筆は濃い方から薄い方へ、と覚えておけば大丈夫♪
2.塗るのは、花びらの影から
花びらを塗りたい気持ちをちょっと抑えて、
まずは花びらが重なってできる影から塗ります。
こうすることで、花びら同士の関係がはっきりし、
立体感がつかみやすくなりますから。
ただ、影、影、と思うあまり、
影が濃すぎたり、幅広になると、ちょっと変。
芯を尖らせて、すっきりとした線で描きます。
また色鉛筆を動かす方向としては、
濃い方から明るい方へを忘れずに。
影が濃いのは、花びらが密に重なっているところです。
上になる花びらが浮いていると、影は明るくなります。
影が入ると、花びらの関係がはっきりし、
塗りやすくなりますよ!
文字ばかりでわかりにくいと思いますので、
例を一つ。
もう10年以上前の作例のダリアです。
影から塗っていますよね。
これはお花共通のテクニックですが、
特にキク科のような花びらが多いものは必須です。
コスモスのオンラインレッスンは、
9月12日(火)
9月24日(日)です。
塗っても楽しいですし、飾るととっても華やかなコスモス。
背景もぜひチャレンジして欲しいです。
© Belta(Mayumi Wakabayashi)2023
テクニック的には難しくはありませんが、
応用範囲が広いので、
ご経験のある方もとっても楽しめます。
ぜひおご一緒に♪