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【色鉛筆情報】野村先生の色鉛筆スターターセット

3月 21st, 2021 Posted in other

春から新しい趣味を始めたい方向けに、
「野村重存 監修 色えんぴつ画 スターターセット」
なるものがあるんですね!

色鉛筆画を始めたい方がすぐに始めることができる、というものです。

一昔前には考えられなかった色鉛筆ブーム。
びっくりですよね。

何が含まれているかというと、

1) スケッチブック : vifArt水彩紙スケッチブック 中目 F0
2) 芯ホルダー鉛筆 : ステッドラー マルステクニコ芯ホルダー(硬度B)
3) 鉛筆用 芯研器 : ステッドラー 卵型芯研器
4) デッサンスケール : ホルベイン デッサンスケールF判用
5) 水性ペン : サクラ PIGMA 0.1mm
6) 練消しゴム : ホルベイン 練りゴム No1 (ケース付き仕様)
7) 水筆 : サクラ水筆 中 QR-M
8) 色鉛筆用シャープナー : べステック プロシャープナー
9) 色鉛筆 : LYRA レンブラント・アクアレル36色セット
10) 色鉛筆ケース : マルマンオリジナル 仕様
11) スケッチポーチ : マルマンオリジナル 仕様

色鉛筆はLYRAのアクアレル、水彩色鉛筆ですね。
野村先生ですもんね、水彩の方がお得意だと思います。

このセット内容から検討すると、

今日はお休み、お天気も良いし、
お散歩に行こうかな。

もしかすると絵を描きたくなるかもしれないから、
先日買ったこれを持って行こう。

このポーチにはスケッチに必要なものが全部入っているから、
これだけ持っていけばOK♪だもんね。
気楽気楽。

そうそう、水筆には水を入れとかなきゃね。

いつもの街も、スケッチをすると思って見ると、
いろいろな景色が見えてくる。
すごいすごい。

見慣れたはずの公園の大きな木、
これ、描いてみようかな。

ベンチが日陰になっているのも都合がいいし。

ベンチに座ったら、まずはデスケル(デッサンスケール)だ。
景色を切り取ってみましょ。

切り取り方で全然違うイメージになるよね。

さて、構図が決まったから、
次はスケッチブックに芯ホルダー。

芯が丸くなったら芯研器で芯を削りながら、
スケッチ、スケッチ。

鉛筆でだいたいのところが描けたので、
PIGMAでペン入れ。
すぐに乾くので、練り消しで鉛筆の線を消さなきゃね。

LYRAの色鉛筆は取り出しやすいよう色鉛筆ケースに入れてあるので、
好きな色を選んで塗り塗り。
36色あるから、色選びに悩んじゃう。

おっと夢中になって色鉛筆で描いていたら、芯が丸くなっちゃった。
シャープナーで削らなくちゃ。

このままでもいいけれど、せっかく水筆に水も入れた来たから
水筆で色を伸ばして、水彩風のスケッチのできあがり。

という感じでしょうか。

水筆を使うなら、ポケットティッシュも持っていってね。
あとはゴミを入れる袋も。

ということで、水彩色鉛筆で水彩風の絵を描くのに向いているセットですね。

 

 

さて、ここからは私の個人的な趣味です。

このセットは、色えんぴつ画というより、
水彩スケッチのセットですね。

水彩色鉛筆は、言葉の問題だとは思うのですが、
色鉛筆として良いのかどうか、悩みます。

水彩色鉛筆は、どちらかというと「水彩」ではないかと。

それを言ったら、油性の色鉛筆をメルツ液で溶かしたらどうなの?
海外では溶剤で溶かすこともよくしているじゃない。

というわけで、なかなか微妙です。

画材店は水彩色鉛筆を推しているみたいですね。
おそらくは「1つで2つの使い方ができる」といえば、
ユーザーは「お得」と思って買うだろう、と目論んでのことではないかと。

それはさておき、

私は、

今は、油性の色鉛筆で細密に描くのが流行していて、
このセットはそれにはあまり向いていないよ~

と言いたいだけです。

厚みのある色なら、LYRAの他のセットもいいよ、ということ。

後、vifArt(ヴィファール)は
私は色鉛筆でも水彩でも苦手としている紙なんですよね。
これはあくまで個人の趣味ではありますが。

それから、これも個人的な好みですが、
色鉛筆は立てるより、横に寝かす方が使いやすいです。

立てると、色、探しにくいですよ。
特にLYRAは、立てると色の判別を芯だけですることになります。

軸はどの色も同じで、おしりに色がついているタイプですからね。
でも、36色なら似た色が少ないから大丈夫かな?

そして短くなったとき、埋もれてしまう(笑)

いずれにしても、水彩風のスケッチをされたい方にとっては、
手がかりとなると思います。

そこから広がったとき、
このセットはもう使わない、ということもあるかもしれません。

そんなもんです。
私もあれこれ使ってみて、今では全く使わなくなったもの、
た~くさんありますから。

ミリペンだけでもすごい数(笑)

そうやって自分の描き方、使い方ができてくるのでしょうから。

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