松江市立図書館の入り口付近、
小さなテーブルがあり、そこにどなたかいらっしゃいます。
見ると、一人の女性が、きれいな色と作業中。
手まりをつくっていらっしゃいました。
日本の手まりの色は、和服に通じる美しさ。
かねてから興味がありましたので、
作業の手を止めて、申し訳ないと思いつつも
「少し話しさせていただけますか?」とお尋ねしました。
「これは、手まり。
こうやって芯を作って、その上に綿を巻くの。
それから糸を巻いていって、紙を貼って、糸で模様を作るの」
と作る手順を説明してくださいました。
初めて知ったのですが、ご高名な手まり作家の方でした。
「一つ作られるのに、時間はどれくらいかかるのですか?」というBeltaに、
「何年も」というお答え。
「あの小さいのだって、その前に修行が何年もいるのよ。
まん丸にするのだって難しいの。
変な形やおにぎり形になったりしてね」
失礼しました。
確かに、ぱぱっとできるものではありませんね。
お願いして、作品の写真を撮らせていただきました。
とても美しい手まりです。
見ているだけで、気持ちがよく、すっきりします。
手まりは、日本のカラーセラピーの一つですね。
絹川さま
お話をお聞かせいただき、
ありがとうございました。