似合うと分かるけど…

興味深いお話をお聞きしました。

イメージコンサルタントを受けられたお客さまが、

「その色が似合う色だと分かるけど、
今まで通りの黒に手が出ちゃうわ。
無難だし…」

とおっしゃったそうなのです。

なるほど~。
いらっしゃいます。そう思われる方。

実際にその場にいなかったので、
おっしゃった方のご事情や雰囲気が分かりませんが、
Beltaなりに感じることがあるので、
それを書いてみます。

自分のパーソナルカラーが分かっても、
その色を使うことにためらいを覚える方がいらっしゃいます。
心理的な抵抗を感じられるようです。
理由は、いくつか。

・地域、社会的立場から抵抗を感じる

地域によっては、いつもと違うスタイルをすると
「何があったのか?」
「あの人は、派手好きになった」
とか、中傷的なことを言われることがあります。

勝手な想像で言われるのがイヤで、
現状のままが良いと思われるようです。

人は無意識のうちに、
お互いの「役割」のようなものを作っていて、
そこから、誰かがはみ出すのをとてもこわがります。

誰かが急に自分が考えていた「役割」とは違うことをすると、
必死に元の役割に戻そうとします。

それが、中傷的な言葉となって現れます。

本人も、無意識下でそれが分かっているので、
違うことをするのに、ためらいを感じるのです。

・防衛本能

生き物は基本的に「変化」をとてもこわがります。
今、生存をしているなら、それは良い環境なのです。

変えることによって、生存が危ぶまれるのでは、
という危機感から、変化をためらうのです。

・今ある姿は自分の理想の姿

自分がこれまで築いてきた自分のイメージ、
というものもあります。

そのイメージは、
実は、本人が選んだ自分の理想のイメージなんです。

「えー、そんな。理想はもっと違うけど」

そう言われるかもしれませんが、
ご自分が選び、築いてきた自分なのです。

やろうと思ったら、他の自分になることもできたのです。
つまり、できる範囲で作ってきた理想の自分です。

それを変えるということは、
自分がやってきたことを否定するようで、
不安を覚えます。

またその状態に慣れていて楽、ということもあります。


・禁止令

先ほどのセルフイメージにも関係しますが、
自分のイメージを低く捉えている方は、
自分を喜ばせることに抵抗を感じます。

TA(交流分析)で言う禁止令です。
楽しむな、成功するな、などを持っていると、
自分が良くなることに強い抵抗を感じ、ストレスになります。

上記のようなことを考えたのは、
Belta自身大きな変化をしてきたから。

腰まであったストレートヘアをバッサリ切って、
おとなしいイメージから、
本来の笑い上戸のBeltaへ。

長らく自分で作ってきたイメージがだんだんつらくなって、
ホントの自分に戻りたいなと思っただけ、なんですけどね。

実行までは、さまざまな抵抗を感じたものです。

やってみたら、やはり、周囲は大パニック(笑)
大騒ぎでした。

でも、やって良かった~。
すっきりさわやか、のびのび、自由。

自分を受け入れるって、こんな感じなんだ、
思ったものです。

ここまで極端なことはともかくとして、
パーソナルカラーが分かったけど、
抵抗を感じる方は、
少しずつ、取り入れてみて。

小物からでいいから。

だんだん、その色が自分を助けてくれることを
感じられるようになってくるから。

そうなったら、自然と生活やファッションが変わり、
気持ちも変わってきます。

無理せず、ゆっくりとその変化を楽しんでみてくださいな。

ご自分と色を信じてね。

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