松江色の万年筆について、
高橋さんが、コメントをくださいました。
それにしても、石田さんのデザイン、素晴らしいですね。
そうなんですよ、キャップが光沢仕上げになっていると、
電球のような点光源の光が反射して、
恰も夕陽のように円く光るんですよね、たぶん。
そして、キャップのリングが空と湖面の境界になって、
結界さながらビシッとアクセントが付きますよね。
そして、胴軸では暮れ行く湖面が夕陽から遠ざかるに
したがって赤から青へと変化していますね。
一瞬の景色を色の変化で見事に表現されていますね。
また、首軸に近いほうから尻軸に向かって視線を移すとき、
時間の経過を色で表現されていると取っても良いのではないでしょうか。
そして尻軸で静かで穏やかな夜の湖面、
ピストン式ならば尻軸を回しますから、
つや消しのマット仕上げか、
縞状の溝があると指掛りが良いだろうと思います。
こういうことに凝ると、コストアップになるのですが、
言うだけならコストも何もありませんからね。
finemanさんの2つのデザインの内で、
上段の胴軸がプレーンのデザインだと、
本当に静かな湖面を感じます。
下段の胴軸は、円周方向の線(或いは色の変化?)で、
微風によって少し揺れている湖面を感じます。
全体のフォルムも自然で無理がなく、
奇を衒わない、ところが好きです。
長く愛されるペンに相応しいように思います。
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青森には、オリジナルのねぶた万年筆があるそうです。
松江色の万年筆、実現しないかなぁ。
パイロットさん!
ぜひ、ご一考を!