「和の色の本で、何か面白いものありませんか?」
ご質問をいただいたので、お答えしますね。
和の色の本は、今ちょっとしたブームではないかと思います。
源氏物語に登場する色、
重ねの色、
和の色名の本等、とてもたくさん出版されています。
その中で、これは!と思うものをいくつかご紹介しますね。
まず、吉岡幸雄さんの本。
吉岡さんは、京都の染織家です。
化学染料を使わず、
古来伝わる天然染料による染色を
研究されていらっしゃいますが、
その知識といったら。
代表作「日本の色辞典」は圧巻です。
日本の伝統色の名前、色、
色名にまつわる逸話。
豊富な資料にただただ驚くばかり。
傍らに置いて、何度も見なおしたい本です。
最近、この本を読みました。
「日本人の愛した色」
薄い本ですが、濃い内容です。
人にとって、「赤」「紫」がどんな意味を持つのか
大変よくわかり、興味をかき立ててくれる本です。
<吉岡さんの関係サイト>
NPO法人和の学校
プロフィール
色の万華鏡
吉岡幸雄の色彩界「紫のゆかり」
和の配色ということでしたら、やっぱり着物は外せません。
着物といえば、弓岡勝美さん。
弓岡さんの本はどれも大好きなのですが、
1冊選ぶとなるとこの本でしょうか。
伝統色の名前の由来、誕生の秘話なども楽しめます。