今、日本で広く活用されているカラーセラピーは、
西洋生まれ。
古代ギリシャ、古代ローマ、アラビア世界、ルネッサンス、
近代心理学を経て、現在に至っています。
センセーションも、オーラソーマも、
基本はヨーロッパ。
では、日本にはカラーセラピーはなかったか?というと、
たくさんあります。
西洋とは少しニュアンスが違う形で。
たとえば、先ほどの記事の手まり。
とても美しく、見ているだけで気持ちがすっきりしてきます。
それから、病はちまきと言われる紫のはちまき、
神社の鳥居の朱色など、
色の効果を昔から使ってきたのです。
ただ、西洋との違いは、
色で「分析」をしないこと。
西洋のカラーセラピーは、
色で状態を分析し、癒す色を探す、という形ですが、
日本のカラーセラピーは、
分析をせずに、色で癒すという形です。
面白いでしょ?
ここにも洋の東西の違いが現れているようで。
分析好きな西洋と、分析を考えなかった日本。
きちん違いをはっきりさせたい西洋と、
違いを気にせず、曖昧なままで良い日本。
なるほどなぁ、
なんて一人で感心しているところ。