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● 錯覚?事実?
NLPのタイムラインのお話し中ですが、大いに関連する本を見つけましたので
今日はそちらをご紹介しますね。
クリストファー・チャブリス 著
ダニエル・シモンズ 著
みなさんは、「バスケットボールとゴリラ」の映像をご存じでしょうか?
心理学実験の映像で、以前、TVでも紹介されたことがあります。
映像は、白い服を着た人、黒い服を着た人がパス回しをしていて、
被験者は白い服を着た人がパスを何回受けたかを数えるよう指示されます。
被験者の方は懸命に画面を見、パスの数を数えます。
しかし、問題はパスの数ではなかったのです。
映像をもう一度パスなど数えずに見てみましょう。
おもしろいものが見られますから。
なんと、パス回しをしている人の中に、
ゴリラの着ぐるみを着た人が堂々と乱入し、胸を叩くのです。
でも、パスの数を数えている被験者は、そのゴリラが目に入らず、
「何か気づいたことはありませんか?」
という質問に「何も」と答えます。
何かに集中しているときは、視界には入っても、認識ができないのです。
もちろん、ゴリラに気づく人もいらっしゃいますけどね。
さらにおもしろいことがあります。
種明かしをした後に画像を見せると、ゴリラは認識できるのですが、
かなりの人が「映像を差し替えている」と反論するそうです。
実はBeltaもその一人(笑)
TVの画面を見て「見落とすなんて、あり得ない!」と叫んじゃいました。
この実験をしたのが、本書の著者たちです。
全編、実験と事件のエピソードを使って、
人の記憶や知覚がいかに事実と違うかを紹介しています。
ヒラリー・クリントン、ブッシュ大統領の例も登場し、
「なるほど~」と納得しごく。
錯覚は、知性や学歴とは無縁、誰にも起こりうることなのです。
視界の真ん中にあるものでも、人は見えていない。
自分の都合良く、記憶を書き換える(意識はないので、心底信じています)
道理で子どものころ、「大人ってどうしてウソをつくんだろう?」と
思ったはずです。
意識して、ウソをついたわけではなく、そうだと信じていたのですね。
「うん、うん」と頷いているあなた。
そういうあなたの記憶も歪んでいる可能性大、なんです。
ここでBeltaが言いたいのは、
「事実をそのままに捉えないといけない」という決めつけではなく。
「記憶や認識は、歪んでいることが多いんだ」と知って欲しいだけ。
人は意識して事実を曲げているのではなく、そうだと信じていることもあるのだと。
何より、
「絶対、私の記憶が正しい」なんて思っちゃうと、
しんどいこと、多いんじゃないかなって。
良い本です。
読んでみてくださいね。
錯覚の科学
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続きは次週。
お楽しみに♪
先週は特集が本の紹介でしたから、
編集後記はお休みでした。
お勧めのNLP、心理学関連の本は、
http://www.belta.jp/wordpress/?page_id=5907
にまとめてあります。
では楽しい週末を。
また来週お会いしましょう。
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