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色弱について

明日は、カラーセミナーです。

カラーに携わるものとしてとして、
いつも気になっているのが色弱のこと。

色覚にはタイプがあり、
タイプによっては不便を強いられていることがあります。
(場合によっては危険なことも)

色覚について正しい知識が広まり、
どの色覚タイプの方も安心して暮らせる社会になりますように。

【本】 色弱の子どもがわかる本

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東京出張、教室、加えて喘息発症と慌ただしくしておりました。
今日から少し穏やかです。

さて、本をご紹介します。

コミックQ&A 色弱の子どもがわかる本

色を扱う人間は必ず考えないといけないテーマだと思っています。

日本人の場合、男性の5%、女性の0.2%が
色の見え方が少し違う個性を持っています。

この個性についての理解が進んでなくて、
誤解になっているのではないかと。

この本では、
色弱の子どもと親御さんが遭遇する可能性がある状況を取り上げ、
漫画形式で解説をしています。

いいな、と思ったのは0.2%の女性のことにも触れていること。
メイクやファッション楽しみたいですもんね。

見え方に違いがある、というだけで、不利や不都合、
なにより危険なことに遭遇する可能性が高まる不公平があります。

でも、それらを避ける方法はあるのです。

「明暗」考

今、また色弱について勉強しています。
と言っても、本を読んでいるだけですが。

カラーを扱うものにとって、
色弱は大切なテーマだと思いますから。

その中で気づいた発見です。
Beltaの説ですから、間違っているかもしれません。

色弱の方や、高齢者の方など、
色での見分けがつきにくい方にもはっきり判別してもらうには、
「明度差」をつけるとよい、と言われます。

また色弱の方は、明度差に敏感とも言われるようです。

明度=明るさ、ですね。

明るさを感知するのは、
目の視細胞のうち、桿体。
人間は2億個持っています。

それに対して「色」を感知するのは錐体。
700万個です。

人の目には圧倒的に「明度」を見分ける細胞が多いのです。

そうしてみると、
絵を描く場合、大切なのは「明度」だということも
思い浮かびます。

絵は「明度差」を書き表すと立体感が出て
色がなくても、明度差があれば美しい絵になるのです。

鉛筆画(右図参照)や白黒の写真でも、
なんら不自然に感じず、美しいですよね。

色を見分けられる人にとっても、
明度はとても大きな意味を持つようです。

なんてことを今、考えています。

参考図書

(in 大阪)


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(松江)
6月26日(土)11:00~16:00
木のふれあい遊館

◆ カラーイベント「カラー・サーカス」(大阪)

7月10日(土)10:00~18:00
第3ワールドビル 10F  大阪市北区菅原町9-16

色弱の子を持つすべての人へ

というタイトルの本を読みました。

色を扱う者として、
この問題はきちんと考えるべきだと思っています。

以下、感想です。

子どもの頃、印象に残る出来事がありました。

小学4年生だったかな、
クラスメイトの男の子がスケッチ大会で、
山を黄土色に塗ったんです。

他の人は緑に塗っているのに。

すてきな色使いだったので、
クラスのみんなは、「Mくん、すごーい」って大絶賛です。

ふだんでもMくんは、
色使いがすてきで、手先が器用。
絵も工作も上手。
図工の時間は一目置かれる存在でした。

そして、中学3年生。
進路を決める時、工業高校志望と聞いて、
みんなは、うんうん、ぴったりと言ったのでした。

ところが、
いざ願書を出す段になって、
Mくんは、なぜか商業高校を志望したのです。

???と思ったBeltaに、
男子の一人が教えてくれました。
「Mくん、色盲なんだって」

この時、初めて色弱と呼ばれる人達がいるということを、
意識しました。

その時はすでに、
色弱は工業高校への進学の妨げではなかったと思いますが、
田舎だったため、偏見が残っていたのでしょうね。

今、Beltaの周囲には、
数人の方がいらっしゃいますが、
60代以上の方は、思った進路に進めなかったと
おっしゃいます。

ただ、若い友人にはデザイナーとして活躍している方も。

時代は少しずつですが、変わっています。

色弱(良い言葉がないので使っています)については、
いろいろな場所で言われるように、
Beltaも、一種の個性と考えています。

ただ、他の感覚(嗅覚や聴覚)以上に、
視覚情報、特に色が社会のサインとして使われていることが多いのが
問題、かなと。

最近では、ユニバーサルデザインということで、
様々な工夫がなされています。
地下鉄の路線図、地図、学校の教科書は知っていましたが、
黒板に使うチョークなども、色が工夫されているそうです。

この本で、とても印象に残ったことが一つ。

それは、「C型」という呼び方。

俗に言う健常者、なのですが、
色弱のP型、D型に対応して、
広範囲の色が判別できる人をC型と言おうという提案です。

これ、いいですよね!

色弱という言葉をやめて、
見ることが得意は範囲に応じて、
全部「○○型」とするのは。

本の中でも紹介してありましたが、

「僕は、P型だからこの範囲の色は少し判別が苦手だけど、
黒から紺の判別はとても得意なんだ」

「私は、C型だから、緑と赤の判別で困ったら、
言ってね」

と補い合えるといいな。

今、黒と紺の判別と言いましたが、
タイプによって違いますが、色弱の方には、
青がとても鮮やかに見える方がいらっしゃるそうです。

そう言えば、友人の一人は、黒から紺の色が大好きです。

カラーセラピーでも、「紺はないの?」と聞くのです。
きっとBeltaには分からない深い味わいを
見出しているのでしょうね。

「色のない世界なんてかわいそう。
トマトもキュウリも茶色っぽく見えるなんて」
と言われる方もあるようですが、
見慣れた世界が美しいというだけ。

C型の赤や緑は、派手で賑やかで、落ち着かないと
言われそうな気もします。

色は目で見ると同時に、
心で見ているもの。

C型の人だって、ものの色は脳が判断して
見せているわけですから、
実物の色と違うことも多いのです。

その人の色の世界が一番美しいんですよね。

良い本を読みました。
とてもわかりやすく書いてあると思います。
色を扱う人は、 読んでみてください。

C型の人が色弱の方の見え方を体験できる眼鏡があります。

バリアントール