bookわらしべ3 「第七官界彷徨」読了。どなたか交換してくださ~い。

昨日手元に届いたのは、

「第七官界彷徨」 尾崎翠著

第七官界彷徨

bookわらしべで「仕事ごころにスイッチを!」と
交換していただきました。

早速バスの中で読了です
(松江まで4時間半、楽しい時間でした)

尾崎翠氏

お名前はどこかで聞いたのでしょう、覚えはありますが、
読むのは初めて。

1920~1930年代のごく短い期間に活躍した後、
表舞台から姿を消し、
近年になって再評価が進んでいます。

この作品は、Amazonによると
「尾崎翠再発見の契機となった傑作」だそう。

まず、冒頭がすごい。

「よほど遠い過去のこと、秋から冬にかけての短い期間を、
私は、変な家族の一員としてすごした。
そしてそのあいだに私はひとつの恋をしたようである」

うわぁ、引き込まれる。

物語は、
主に4人の登場人物によって織りなされます。

人間の第七官(感)にひびくような詩を書きたいと
願う赤毛でちぢれ毛の町子。

分裂心理病院の医者の兄、
蘚の恋愛を研究している兄、
音楽の予備校生の従兄弟。

彼らの日常が町子の目で描かれています。

この世界がなんとも不思議な感覚を引き起こすのです。

町子が言う「第七官」は第六感を越えたもので、
町子自身も「これから定義を考える」そうだけど。

見事に物語全体から、
第七官的な香りが漂ってきます。

Beltaのイメージでは、
文字で表現したコラージュ。

コミック・オペラをBGMに、白紙にどんどん切り紙を貼って、
コラージュができてくる様を文学にしたらこんな感じ?

五感や第六感ではない世界。
Beltaにもそんな感覚があるのは発見でした。

本を交換してくださった方は、
東京のmi-tyoこと阿部満世(あべみちよ)さま。

日々の仕事の傍ら、
演劇ユニットグループ「61勝負」を
主宰されていらっしゃるそうです。

ブログ「Beltaの大人の効果的な学習方法」をご覧になって
「元気をもらえる」とおっしゃってくださいました。

mi-tyoさんは、
Beltaが一時暮らしていた街にお住まいで、
その街の有名な鯛焼きが好きという共通点を発見!

うれしいな。

(以上、ご本人さまの許可をいただき、掲載しています)

> mi-tyoさま
素敵な本をありがとうございます。

ご紹介いただかなければ、
出会うことがなかった作品です。

眠っていた感性を揺り動かされました。
感謝。

(in 松江)
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「第七官界彷徨」はまた旅に出ます。

どなたか、読みたい方、
お手持ちの本と交換してくださいませ。

本の種類は問いません。
ビジネス書でもSFでも、児童文学でも
Beltaにお勧めと思われる本ならば。

お近くの方なら手渡しで。
遠方の方は、お互いに送料負担になりますが、
メール便、またはゆうメールでお願いいたします。

お問い合わせ先:info@belta.jp若林眞弓

本を通して、出会い、広がるコミュニケーション。

本のわらしべ長者」(通称 bookわらしべ)

イメージ図です。
本のわらしべ長者計画 イメージ図

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