【本】 「アルケミスト ―夢を旅した少年」を読みました。

オフィスアイオライトの成瀬朗さん
ブログで紹介されていたので、
早速読んでみました。

「アルケミスト ―夢を旅した少年」

世界的なベストセラーなのですが、
読んだのは今回が初めてです。

ストーリーは、とてもシンプル。
羊飼いの少年サンチャゴは、
自分の宝物があるというピラミッドへ旅立つことを決めます。

その旅路での出会いと別れを通して、
何かを強く望めば宇宙が助けてくれること、
前兆に従うことなど、
読者が自分で受けとるストーリーとなっています。

いくつかステキな言葉がありましたので、
みなさまにもご紹介します。

メルキゼデック(少年を導く老人)の言葉から。

「結局、人は自分の運命より、
他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、
もっと大切になってしまうのだ」

「人生のすべてには代価が必要だということを
学ぶことができて良かったではないか」

「人は、自分の夢を見ていることをいつでも実行できることに、
あの男は気が付いていないのだよ」

「幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、
しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ」

「神よ、あなたのおっしゃるとおり、
これは虚栄中の虚栄です。
でも、年老いた王には、時には自慢も必要です」

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主人公 サンチャゴの言葉から。

彼は今まで慣れ親しんできたものと、
これから欲しいと思っているものとのどちらかを
選択しなければならなかった。

「僕は他の人と同じなんだ。
本当に起こっていることではなく、
自分が見たいように世の中を見ていたのだ」

この世には、誰もが理解する一つのことばがあるということだった。
(中略)
それは熱中するということばであり、愛と目的をもってものごとを
達成するということばであり、信じていることを追求するという
ことばでもあった。

すべての探求は初心者のつきで始まる。
そして、すべての探求は、勝者が厳しくテストされることによって
終わるのだ。
夜明けの直前に最も暗い時間がくる。

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砂漠のくらくだ使いの言葉から

「私は過去にも未来にも生きていないからです。
私は今だけにしか興味を持っていません。
もし、今に心を集中してれば、幸せになれます。
(中略)
人生は私たちにとってパーティであり、お祭りでもあります」

人生は今、ここ。
そしてパーティ。まさに、その通りだと思います。

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少年を雇ったクリスタル商人の言葉から。
これは響くなぁ。

「おまえはわしに、今まで知らなかった富と世界を
見せてくれた。

今、それが見えるようになり、しかも自分の限りない可能性に
気がついてしまった。

そして、おまえが来る前よりも、
わしはだんだんと不幸になってゆくような気がする。

なぜなら、自分はもっとできるとわかっているのに、
わしはそれをやる気がないからだ」

自分の可能性に気づくことは、一種のこわさがあります。
あるとわかれば、やってない自分を咎めてしまう。
だから、気づかないふりをする。

人の行動を止めているのは、
こういう心理も大きいと思います。

可能性が大きければ、大きいほど。

それを破るのが、人間なのですが。

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少年に恋した少女の言葉から

ファティマの目は涙でいっぱいになった。
「泣いているの?」
「私は砂漠の女よ」
と彼女は顔をそむけながら言った。
「でも、それ以上に私は女ですもの」

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最後に、錬金術師の言葉から。

「何をしていようとも、この地上のすべての人は、
世界の歴史の中で中心的な役割を演じている。

そして、普通はそれを知らないのだ」

楽天

文庫本で200ページあまり。
すぐに読めます。

良い本をご紹介いただきました。
ありがとうございます。


1月の予定です。

1月11日 誰でも描けるBelta流マインドマップ(神戸)
1月16日 コンサルタント養成講座報告会(島根/出雲)
1月23日 実践 セラピストのコミュニケーションのための心理学講座(大阪)
1月30日 山陰シェア会(島根/松江)

1月の松江でのセッション可能日はこちらをご覧ください。
年の初めに、カラーセラピーを。1月のセッション日(島根/松江)

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