色と写真の参考になる本 『ごちそうさまが、ききたくて』

ごちそうさまが、ききたくて。―家族の好きないつものごはん140選
もう一度ごちそうさまがききたくて。―ちかごろ人気の、うちのごはん140選

両方とも栗原はるみ氏の料理の本。

一時期、料理本の評論家になろうと思うくらい、
料理の本を読んでいました。

古本で集めた昭和40年代からの
料理本の流れをみるといくつか、
ベルエポック的な動きを見ることができます。

栗原はるみの登場もその一つ。

それまでの料理研究家と違い、プロの料理人でも、
フランスの料理学校出身でもない。

料理好きのお母様に育てられた舌を、
大好きな家族のために磨きをかけた、だけ。

そして、「料理」を「生活」にまで広げただけ。

でも、それが画期的。

この本は、いつもの調味料の組み合わせで、
今までとはひと味違う味を作り出し、
プロっぽい料理を、素人が作れるようアレンジしています。

そして、何より紙面がきれい。

見ているだけで豊かな気持になれます。
荒木義隆氏の器も素敵。

文化出版らしい、すっきりとしたレイアウトもいい。

色やデザイン、写真の勉強にもなる本です。

Beltaの本は、何度も繰り返し見たので、
中綴じが切れてボロボロの状態(笑)

アマゾンの評価では、油っぽい、味が濃いというものもありましたが、
味の調整は自分の舌で、ぜひ、どうぞ。
料理の仕上げはご自分の舌でするもの、ですから。

1992年初版。堂々のベストセラー。
料理の本の名著の一つ、だと思います。

ごちそうさまが、ききたくて。―家族の好きないつものごはん140選

栗原 はるみ / 文化出版局(1992/11)

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ウチでもよく作ります
発想がすばらしい
困った時にはこの本!

もう一度ごちそうさまがききたくて。―ちかごろ人気の、うちのごはん140選

栗原 はるみ / 文化出版局(1994/10)

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ご飯と合せて良し、ワインやビールと合わせて良し!
初めての栗原本
味付けがやっぱり濃いかも。脂っこいのも。

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