衆院選の選挙活動に思うこと プレゼンテーションの重要性

ある街頭演説に足が止まりました。

失礼ながら、
あまりに下手だったので。

一人でぼそぼそつぶやいているだけ。
当然、聴いている方はゼロ。

それどころか、道行く人は、
その人が演説していることすら、
気が付かないかのよう。
(たぶん、気が付いていない)

どうして下手に聞こえるのか、
じっくり聴いてみました。

1.抑揚がない

一本調子でだらだらと。
おそらく原稿は他の人が書いたのでしょう。
熱意が感じられません。

2.間がない
間というより、「溜め(ため)」かもしれません。

A 「○○したら、どうなると思いますか?」
B 「○○になるに違いありません!」

AとBの間に溜めがなく、トーンが同じです。
印象に残らないだけでなく、区切りがはっきりしないのです。

疑問形で話して、自分で答えるのは、強調したいから。
強調したいなら、強調しないとね。

3.声が前に出ていない
「人に聴かせる」という意識が薄いのか、
自分自身に話しかけているようでした。

大勢の人に話す場合、
気持ちを遠くへ放り投げるような感覚で声を出します。

アーチ型を描いて、
聴衆の一番後ろの人まで包み込むイメージで、
お話するのです。

そうして初めて、声(=想い)が届くのです。

4.視線が定まっていない
どこを見ていらっしゃるのか、
誰を見ていらっしゃるのか、
視線が定まっていないのです。

視線が誰にも向けられていない、
というのは、誰にも話しをしていない、
と同じこと。

多数の方にお話するときも、
少人数にお話するときも、基本は同じです。

アイコンタクトを取るのです。

多数の場合も、
あたかもこの人一人しかいないかのように。

街頭演説は経験がないので、
もしかすると違うノウハウがあるのかもしれませんけどね。

5.表情がない
ほとんど無表情、
顔が固まっているかのようでした。

どなたも聴いてない演説ですから、
表情もこわばってしまったのかもしれませんね。

タレントさんのように演技する必要はないのですが、
「生きている」ことを表現している方が、ずっとステキ。
                     
                  

人が聴かないプレゼンテーションは、
時間の無駄なんですよね。               
               
Beltaも大勢の人に話す仕事をしています。
NLPも、プレゼンテーションを極めて重要視します。

この演説は、
あらためてプレゼンテーションについて考えるきっかけとなりました。

感謝。

これ、読んでみようかな。

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