プードル・スプリングス物語

密かに、ハードボイルド小説が好き。

レイモンド・チャンドラーは、
子どものころから楽しんでいます。

それから、ギャビン・ライアル、ロバート・B・パーカー。
ここしばらくは、原りょう。

意外?かな。

最近読んだのはこれ。

プードル・スプリングス物語

チャンドラーの未完成の遺作です。
その後20年経ったのち、ロバート・B・パーカーが
続きを書きあげました。

この作品の冒頭、いきなりの衝撃は、
フィリップ・マーロウが「結婚」していること。
大富豪の娘と。

そりゃ、いかんでしょ(笑)

フィリップ・マーロウにそれは似合わない。

もちろん、彼らしくハッピーの一言ですむような
結婚ではなく、考えさせられるものではありますが…

チャンドラーが書いたのは4章だけ。
それ以降はパーカーが書いたそうです。

チャンドラーは、マーロウにどんな結婚生活を
予定していたのでしょうね。

今となっては知るよしもなし。

ただ、長年のハードボイルドファンとしては、
背表紙に
レイモンド・チャンドラーと
ロバート・B・パーカーの
2つの名前が並んでいると、ぐっとくるものがあります。

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