島根県立美術館の企画展
「モディリアーニとジャンヌの物語」へ行ってきました。
モディリアーニは大好きで、とっても楽しみにしていました。
もの言いたげな瞳のない眼、かしげた首、すらりと伸びた首すじ。
そして、美しい濁色。
心惹かれます。
そしてモディリアーニと言えば、必ず出てくる話題が、ジャンヌとの恋。
病弱(+酒と薬の不摂生)のモディリアーニ。
35歳の早すぎる死。
彼の死の2日後、
後を追ってアパルトマンの6階から飛び降りたジャンヌ。21歳。
この物語のせいなのか、モディリアーニの絵は一層輝く…
ここまでは、Beltaも知っていたことなのですが、
この企画展で初めて知ったのは、ジャンヌも画家であったこと。
21歳で亡くなっているので、
もし生きていたとしたら、どうなっていたかは神のみぞ知ることですが。
シンプルな美しいクロッキーがたくさん残されています。
そして、展示の最後の4枚の彼女の水彩画。
出会いから、死を予感させるものまで。
クロネコ、テーブルの上のナイフ、黒いネクタイのモディリアーニ。
淡い色彩に、彼女の茫漠とした不安が、
しかし、はっきりとした終末へのおそれが現れているようです。
今回の企画展は、モディリアーニ本人の絵より、
ジャンヌ・エビュテルヌの絵の方が多いようです。
所蔵は全て個人蔵。
美術の教科書に載っている絵、そのものはありません。
コレクターか遺族の誰か、の所有の絵、なのでしょうね。
ちなみに、モディリアーニは、
美形でとってもおしゃれで、かっこよかったそうです。
そういう点でも、惹かれるのかな(笑)
モディリアーニとジャンヌの恋が映画になっています。
モディリアーニ 真実の愛
まだ観ていません。
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