メルマガバックナンバー NLP おっとミスコミュニケーション

最近、NLPのお問い合わせが増えていますので、
メルマガでの連載をブログにも掲載しています。

──────────────────────────────────
★大人の効果的な情報 こころのお話し玉手箱
──────────────────────────────────

● ちょっと休憩。おっと、ミスコミュニケーション。

最近、NLPのお問い合わせが増えています。
NLPってどんなもの、学ぶとどんな良いことがあるの?

そんな疑問にお答えしようと、メルマガで連載をしています。

少し前から、人の情報処理の方法として、「VAK」をご紹介しています。

先週は体感覚(K)を優先的に使って情報処理をする方に届く
コミュニケーションについてお話ししました。

さて、今週は?

今週は、体感覚(K)がとても強い方の実例の予定でしたが、
ちょっと一休みすることにしました。

ここのところずっとVAKばかりでしたから、違うことも少しお話ししたく
なりました。その方がみなさまにとっても新鮮で気づくことが多いのではないか、
と思います。

今日のテーマはミスコミュニケーション。

ブログ「Beltaの大人の効果的な学習方法」のNLP関連の記事です。

このブログには、しばしば「Beltaひめ」という小学生らしいお姫さまと
教育係の「城じい」の2人が登場します。

この2人は、毎日おやつをいただきながら、
いろいろなお話しをしています。

この記事はBeltaひめとじいのちょっとしたミスコミュニケーションの
現場を描きました。

Beltaひめの言葉とナレーションは「 」なし、
城じいの言葉は「 」でくくってあります。

では始めますね。

「慰めにならない慰め(ミスコミュニケーション)

遠い遠い銀河の果て。
小さな星の小さな国の小さなおひめさま。

そうねぇ、名前をBeltaひめ、とでもしましょうか。

Beltaひめは、2LDKのお城に城じいと暮らしています。

あれれ、今日のBeltaひめ、ゴキゲンナナメのようすです。
じいに何か一生懸命にお話ししてますね。

あのね、じい、聞いて。
エムちゃんたらね、これで3回も遅刻なんだよ。

今日なんて、
2時からの映画を見ようね、って約束して
待ち合わせたのに、来たのが2時23分。

仕方ないから、3時からのにしたの。

おやつに遅れたのはそのせいなの。

「そうでしたか。エムちゃんは何か事情があったんでしょうな」

そうかもしれないけれど、3回はひどいと思うの。

1度は、みんなでエムちゃんを待ったから、
みんなまとめて大遅刻。
みんなまとめて、怒られちゃった。

「そういうときは、Beltaひめだけが待っていて、
 他の人を先に行かせてあげれば、いいですな」

しかも、遅れるなんて連絡、一切ないんだもん。
38分も遅れてきて、明るく「おはよう!」って。

「それはそれは、事故でなくてよかったですな」

あのね、じい。

じいが、Beltaの怒りを鎮めようとしてくれるのは、
よくわかるの。

受け取り方を、良い方向に変えようとしてくれるのもね。

けど!

ここはそうではないと思うの。

遅刻をされて、Beltaは実際に困ったわけだから。
まず、その気持ちを受け止めてよね。

あらら、Beltaひめ、
おやつのたい焼きを抱えて、出ていっちゃいました。

じい、
リフレームしようという気持ちはわかるけど、
ちょっとタイミングが早かったですね。

<Beltaから一言>

慰めようとして、全然慰めにならない
コミュニケーションがあります。

じいはBeltaひめの見方を変えて、
気持ちを楽にしてあげようとしたのですが、
(リフレーミングといいます。もう少し先でお話ししますね)
Beltaひめの感情は置き去りにされたままでした。

早すぎるリフレーミングは
Beltaひめの考え方が悪い、と告げることにも
なりかねません。

先に、Beltaひめの気持ちに添ってあげると良かったですね。

例えば、
「それは、イライラしましたね」など、
Beltaひめの気持ちに共感する言葉を一言添えると、
Beltaひめは、自分のとらえ方を変えることができたのでは
ないかしら?

今日はじいのやさしい気持ちが、
少し先走ってしまったようです。

— おしまい —

このメルマガで、VAKの前にお話ししていた「ペーシング」を
覚えていらっしゃいますか?

相手に添う、添ってみる、でしたね。

この会話では、じいはBeltaひめの気持ちにペースを合わせていません。

じいにしてみれば、早く楽にしてあげようとリフレーミングしたのに、
ペーシングをしていなかったっため
逆にBeltaひめの反発を買ってしまいました。

このエピソードは、Beltaが実際に体験した会話を元にしています。
似たようなご経験、みなさまもあるのではないかしら。

ブログ「Beltaの大人の効果的な学習方法」は、学習方法以外にも、
コミュニケーションやNLPなどを仕事抜きで語っています。

覗いてみてくださいね。
http://blog.livedoor.jp/blue_belta/

次回は、体感覚(K)の実例です。

お楽しみに♪

─────────────────────────────────
★ 編集後記
─────────────────────────────────

マリス博士の奇想天外な人生

                        キャリー・マリス 著


表紙が印象的ですね。サーファー姿。
著者は1993年のノーベル賞(化学賞)受賞者です。
そしてサーフィン好き。

ノーベル賞受賞のときも、「サーファーが受賞した」と話題になりました。

おもしろいですよね。

なぜ「サーファー」がノーベル賞を受賞すると話題になるか。

多くの人は、「ノーベル賞を受賞する学者」のイメージがあり、
それは「サーファー」とは大きく違う、わけです。

学者がサーフィン好きであってはならない、なんておかしいのですが、
我々は学者にそんなイメージを持っているようです。

そこをうまく使って話題にしたのが、この本の表紙、というわけ。

もし、白衣の博士で、試験管などを眺めている写真だったら、
話題になったかな?

人が持つ先入観っておもしろいね。

ちなみに内容はとてもおもしろい本です。
博士の考え方、体験(O・J・シンプソン事件にも関係あり)は
共感できるところがあり、一気に読んじゃいました。

お勧めのNLP、心理学関連の本は、
http://www.belta.jp/wordpress/?page_id=5907
にまとめてあります。
━━━━☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メルマガは、NLPに関するエピソードと本の話題を
お届けしています。

毎週金曜日の夕方から夜の配信です。

「NLPって何だろう?」と
思われた方はぜひメルマガのご購読をお勧めします。

登録フォーム





メールアドレスを入力してボタンを押すと登録できます。


まぐまぐ

『まぐまぐ!』から発行しています。
バックナンバーはこちら

◆ NLPの個人レッスン、グループレッスンをしています。
セミナーより柔軟な対応ができるので、
その場で聞きたいことがすぐわかります。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です