メルマガバックナンバー NLP VAKその7 聴覚(A)で情報処理 実例

最近、NLPのお問い合わせが増えていますので、
メルマガでの連載をブログにも掲載しています。

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● VAK VAKその7 聴覚(A)で情報処理 実例

最近、NLPのお問い合わせが増えています。
NLPってどんなもの、学ぶとどんな良いことがあるの?

そんな疑問にお答えしようと、メルマガで連載をしています。

少し前から、人の情報処理の方法として、「VAK」をご紹介しています。

先週は聴覚(A)を優先的に使って情報処理をしている人たちに届く言葉、
でした。

さて、今週は?

今週は、体感覚(K)の情報処理の特徴、の予定でしたが、
変更をさせてください。

先週読んだ本の中に、聴覚(A)のおもしろい実例がありましたので、
ご紹介をしたいと思います。

本は「山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略

W.G.パゴニス 著

アメリカの兵站部門の司令官パゴニス中将が、
湾岸戦争時の物資輸送について著した本です。

兵站部門は、軍に関する物資調達を専門とします。いわば後方支援。

湾岸戦争では、55万余の将兵と700万トンの物資をアラブの砂漠に配置しました。
文化、宗教の違う国に大量の人とモノを効率的に動かし、兵士に良い環境を提供し、
戦争後は、跡形もなく引き上げます。

人、モノの組織化、他文化との交渉、様々な要素に興味を惹かれて
読み始めました。

途中、「おお!」と思ったのが、著者が好む学習スタイルです。

著者は学生時代、落ちこぼれます。
五教科のうち、四教科で落第をするのです。

個人教授をつけ、切り抜けますが、若き著者は自分について発見をします。

少し長いですが、引用しますね。

引用ここから—

「私はほとんど救いようのない教科書嫌いだったということである。

とにかく読む気になれなかった。今でもそれは変わっていない。

ところが、講義を聴きながらなら、たやすく情報を吸収できる。

音声化された情報なら、取り込んで視覚的にわかりやすく発表することも
できるのだ。

この技術は毎日、ブリーフィングをする際に役立っている。

よほど興味をそそられるテーマでないかぎり、教科書はご免だ」

引用ここまで—

いかがでしょうか。

パゴニス中将は、とても聴覚(A)が得意な方だと思います。

本が嫌いという点で視覚(V)が弱いように思えるのですが、
音声情報を使うと、視覚的にできるという点が
すごくおもしろいと思いました。

得意な感覚を使うことで、他の感覚も呼び起こし活用できるとなると、
可能性は大きく広がりますね。

「私、Vが強くてAが弱いのよ」と決めつけることはないわけです。

もう少し引用します。

ここから—

「私は口頭で物事を伝えるのが得意だ。
大勢の人間を組織して動かすのが好きである。

一方、方針書(あるいは本)を書くのは、
朝一番にやりたいと思うことではない」

引用、ここまで—

「口頭で伝えるのが好き」
これもAの特徴ですね。

今で言うなら、メールより、直接電話する方が好き。

本の終盤、リーダーシップのところで、
著者は自己分析をし、自分の使い方を研究することの重要性を勧めています。
孫子の「敵を知り己を知れば」を引用しながら。

さすがに軍人ですね。分析と活用のプロです。

環境によっては、自分の得意なものを100%使えないときがあるかもしれません。
そのとき、自分の使い方をよく研究することで、
他にも方法を見出せると思います。
パゴニス中将のように。

Beltaも日々、自分の使い方を考えています。

いかがでしょうか。

「ああ、そうそう私も」と思い当たる方、いらっしゃるのではないかしら。

大切なことは、自分の傾向を知り、使い方を研究するということ、
そして他人は違うかもしれないと知ることだと思います。

さて、次回は、体感覚(K)の特徴です。

お楽しみに♪

引用文献

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★ 編集後記
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山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略

W.G.パゴニス 著

特集でも取り上げた本です。

特集では、NLPに関する部分を取り上げましたが、それ以外にも、興味深い
点がたくさんある本でした。

その中の一つが立ったままのミーティング。

湾岸戦争時、著者(兵站部門の司令官です)と幕僚たちとのミーティングは、
椅子に座らず、立ったまま行われました。

そうすることで、余計な話をしなくなり、ミーティングの時間が短くなります。

時間を無駄にするようなことを話すと、仲間の全身から「それは不要」という
オーラが立ち上ります。

自然と、必要なことのみ、簡潔に、というミーティングになるわけです。

環境を変える(立つ)ことで、効果を上げる良い例だと思いました。

ビジネス、リーダーシップについても、考えさせられる本です。

戦争の是非はさておき、一読する価値はあるかと思います。

お勧めのNLP、心理学関連の本は、
http://www.belta.jp/wordpress/?page_id=5907
にまとめてあります。

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