【NLP】 変な会話

こんな会話、経験ないかしら。

A 「やっぱり男性は、収入よね」

B 「そう?収入が多くても、浮気っぽいのはやだし、
  仕事ばかりで、全然かまってくれないのはいやだわ」

A 「それもそうね。やっぱり人柄よね。性格は重要だわ」

B 「でもね。収入は大事なことよ。
  どんなに性格がよくても、安定した収入がないと
  困ることになるから。
  だからあなたはいつも困っているでしょ」

A 「……。」

変な会話でしょ?

最初、Aさんは「収入」を主張しています。
Bさんはそれに反対意見を述べています。

ところが、最後、BさんがAさんが言った意見を、
まるで元々の自分の意見のように述べています。

こんな会話、経験ないですか?

自分が言った意見を否定された後、
さも、その人の意見であったように使われること。

周囲を観察していると、案外あるんです、これ。

この会話だと、Aさんは立つ瀬がありませんね。

「自分は一体なんなんだ?」
という孤独感を感じます。

笑っているけれど、多いんですよ。

この会話の原因ってなんでしょうね。

一つは自分の意見を通したいという欲求かな。

人は説得されるより、説得する方が好きな傾向があります。

相手と自分の無意識の関係にもよりますが、
この人には影響を与えられたくないけど、与えたい、
と思っているわけです。

返事をかなりの割合で「でも」で返す方は、
この欲求が強いのかもしれませんね。

一見するとBさんは、とても賢くて、
常にAさんの上に立っているように見えます。

会話の端々に気づかない方は特に。

ただ、この会話、
Aさんの立場だとたまったもんじゃありませんね。

やさしかったり、人をむげに否定するのが苦手だったり、
Bさんの方が目上で、周囲に他の人がいると、
何も言えずに、最後は黙り込んじゃいます。

変な会話だけれど、
世の中にはよくある普通の会話、
だったりします。

親が子どもに説教をしているときに、
しばしば見られるように思います。

ご用心。

(in 大阪)


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