こんな言葉、言ったりしませんか?
「みんなが私を、わがままだと言うの。
だから、私はよくない子なの」
では、質問です。
「みんな」って誰でしょうね?
「みんなって、言ったらみんな。
みどりちゃんに、しょうたくん」
あら、二人だけ?
あなたの周りには、二人しかいないのかしら?
「ううん。
『わがまま』って言ったのは、この二人だけ。
しかも、ずいぶん前、
子どものころ、おもちゃを取り合いしたとき。
としたら、
もしかしたら、今の私、わがままじゃないのかも?」
そう、あなたは決してわがままなんかじゃない。
人は時々、小さなことを、大きく一般化して受け止めています。
この例のように、たった二人、
しかも、子どものころのことなのに、
あたかも全ての人に言われたように思い込む。
その思い込みが、
行動を妨げたり、人間関係をぎくしゃくさせたりするのは、
ちょっとモッタイナイ話。
そんな時は、問いかけてみます。
誰が?いつ?どこで?
大きいと思っていたことが、案外なんでもないことに気づき、
行動しやすくなってきます。
質問を受けると、人は考え始めます。
自分にはない視点での質問は、大きな気づきを生むのです。
3月30日のNLPセミナーでは、
絡まった糸をほぐす質問を、
ワークをしながら、体験していただきました。
「あの人の意見を通さないと」
- あえて、それをしなかったら?
「私は、あまりうまくいっていない」
- 何と比べてなの?
質問によって、問題が明確になったり、
実はなんでもないことと気づいたり、
話題の方向を制御したり。
カウンセラーやコーチや、セラピストには、
必須の「質問」の力。
ご参加のみなさまからは、
「良かったです。
春から三人、担当しますので、使ってみます」
(家庭教師)
「『もし、敢えて~』という質問、とっても響きました」
「自分にも使えますね。早速、ためしてみます」
などなど、お声をいただきました。
良い質問は、人生を深くする。
【閑話余話】
思い込みの例としてつい、
「みんながBeltaをお茶目だと言う」
と言ってしまったBelta。
参加者全員、大きく頷き、「その通り」だって。
「みんな」は、本当に「みんな」でした(笑)