読み終えました。「匂いの帝王」

先日ご紹介した
「匂いの帝王」
読み終えました。

香り系のブログで、絶賛されている本です。

いろいろな読み方ができる本で、
深い味わいがあります。

真理を追求する科学者と既得権者の葛藤
調香の世界の舞台裏
天然香料の現在
合成香料の世界
名香たち
香りの化学
ルカ・トゥリンという人

などなど。

自分の覚え書きという意味で、
少しメモを残しますね。

まず、香水について。

香水のブランドはたくさんありますが、
それぞれに調香師がいるわけではありません。

香りのデザイナーはそれぞれあることでしょうが、
いざ、調香となると、ごく限られた調香師の仕事なのです。

ですので、ゲランもニラ・リッチも、
同じ調香師の作品という可能性があるのです。

ただし、調香師は裏方。
現在は名前が表にでることもありますが、
黒子のように気配を消しています。

また、原料の香料については、
世界の香り付きの商品の「香り」の大部分は、
ビッグボーイズ6社が作り出しているそうです。

ビッグボーイズの一つに、
日本の長谷川香料もあります。

でも、商品に香料会社の名前が出ることはないですよね。
香料会社もまた無名性の高い会社なんですね。

楽天

主人公ルカ・トゥリンの著書

楽天

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です