ころんとトマト 赤と緑の補色配色 「泥棒美術学校」

1枚描くと、あちこち公開したくなります。

ころんとトマト

色鉛筆は、ベロールカリスマカラー(現サンフォード)
紙はマルマンのポストカードです。

少し前のちらし寿司がきっかけで、
また絵を描いてみたくなりました。

ちらし寿司の絵で、一番描きたかったのは、
えぴのピンクと大葉のグリーンの対比。
鮮やかで美しい配色です。

そもそも、
ピンク(=赤)とグリーンの配色には、
非常に強い力があります。

何度かこのブログでも書いていますが、
動物の血の赤、
植物の血の緑。

生き物としての本能を揺さぶる組み合わせです。

そう思っていたら、
佐々木豊氏の「泥棒美術学校」に興味深い記述を見つけました。

以下、引用します。


僕は補色対比を好んで使う。
中間色はあまり使わない。

(略)

魂をむんずとつかんで、揺り動かして描いているのだ。
毒々しくて結構。

そのような刺激的な配色とは、
原色の補色対比なのだ。

わけても赤と緑の対比が、
僕のいっとう好むところだ。

赤と緑は彩度が高く、
もっとも刺激的だからだ。

引用ここまで。

赤と緑の配色は、官能的。
オーラソーマのボトルにもそんな意味がありますね。
異性に対する問題なども意味するようです。

魂を揺り動かす一番の配色なんでしょうね。

「泥棒美術学校」は、
おすすめの本です。
特に第五章の「色彩の喜び」は、参考になります。

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