イメージコンサルティング+α(その6 春が好き!)

パーソナルカラーが「冬」ではないと知って傷心のBelta。

でも、気を取り直して、また色彩心理、カラーセラピーに打ち込む日々。

そんなある日、あるセミナーでのこと。

「ご自分の持って生まれた色を知ることは、
 とっても大切なこと。
 生き方をも変える力があるんです」

そう先生がおっしゃって、
なんとパーソナルカラー診断が始まったんです。

え?ここもあそこと同じ?
心理を学ぶところじゃなかったの?
生き方を変える?そんなことある?

内心、うろたえるBeltaをよそに、
みんな楽しそうに診断を受けています。

そしていよいよBeltaの番。

「どのシーズンが好き?」

冬。

「そう、冬がお好きなのね。
 じゃ始めますね」
 
 
 
結果は?

当然ながら

「春」

でも、このときは違ったんです。

冬の色を合わせたときも、
「うん、悪くないけれど、こっちの色の方が、ほら、健康的。
 目がキラキラするのが分かる?」

そして、一緒にセミナーを受けている人達も、
春の色を当てているBeltaを見て、
「きゃぁ、きれい。
 メーク要らない。そのままがいい!」

そんな言葉をかけてくれるのです。

前回のように、悲しくなることはありませんが、

でも、冬がいい。

Beltaは強く、こわい女性なの。
他の人も、青い四角形のような人だって言ってるの。
だから、冬なの。

 
「そう、Beltaは冬が好きなのね。
 ただ、Beltaは全然青い四角形なんかじゃないですよ。

 ほんわりとしたオレンジがかったピンク。
 
 そのふわっとしたところが良いところだと思うの。
 
 湖面に木漏れ日がキラキラっと差し込んだ感じ。
 ちょっとお茶目なところもあるわね。
 それが春だし、それがBeltaですよ」

「そうそう。
 Beltaは全然こわくなくって、可愛いよ」これは同級生の声。
 
え?そうなの?

それっきり何も言えなくなって、セミナーは終了。
 
 
帰り道のJR。

車窓に映る自分の顔を眺めながら、考えるのはセミナーのこと。

『どうしてBeltaは「冬」が好きなんだろう?

 春のキラキラ、お茶目?
 確かにそうかも。

 では、なぜ、冬にこだわるんだろう?

 あ、もしかして。Belta、ものすごく無理してる?

 強くあろうと、肩肘張って、
 ホントは弱いところがたくさんあるのに、
 それを見せたくなくて。

 こわい人って言われてイヤだったけど、
 無理してこわい人を演じてたのは、Belta自身だったんだ」
 
 
ふぅっと楽になり、
 
    なぜか涙がこぼれた。
 
 
 

 
ずっと長かった髪をばっさり切ったのは、
その一か月後、でした。
 
ゴールドベージュのカットソーに、
ターコイズのスカートで。

「春」が好き!
 
 
 

確かに、パーソナルカラーを知ることは、
生き方を変えることでした。

ありのままの自分の良いところを受け入れて、
自分が好きなる。

これ以上のセラピー効果はないくらい。

そして、もっと広めたい、
仕事にする!と決めたのです。
 
 
 

 

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