鶯色(うぐいすいろ)ってメジロ色?

さて、セミナーでお世話になっているカラコロ工房では、
和菓子つくりを体験することができます。

先日、その先生の職人さんが作られたお菓子を
拝見することができました。

縁起物

全部、和菓子です。
左奧から、白鳥、米俵、ねずみ、メジロ、うぐいす。

これはねずみ。お米は本物のお米です。
ねずみ

こちらはメジロ。かわいい。
これはメジロ

うぐいすのアップ
こっちはうぐいす

ところで、「うぐいす色」って、ご存知ですよね。
どんな色を想像しますか?

抹茶色を少しくすませたような、
黄緑系の色を思い浮かべる方いらっしゃるんじゃないかしら。

実は、この黄緑系の色はメジロの色。
本物のうぐいすは、灰色がかった茶色と緑の混ざったような色。
かなり地味、です。

上の和菓子も、うぐいすの色は地味ですよね。

では、どうしてメジロの色がうぐいす色と呼ばれるようになったのか?

メジロは花の蜜や果物を好む、警戒心が薄い鳥。
梅の季節になると、庭先の梅の木に蜜を求めにやってきます。

対して、うぐいすはとっても警戒心が強い鳥。
庭先になど、まずやってはきません。

「ホーホケキョ」と鳴く声はすれども、姿は見えず。
でも、その時目の前にいるのは、
そうメジロ。

というわけで、うぐいすとメジロが混同されてしまった、
というわけです。

ちなみに鶯色はこんな色
 
 

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