オレンジの思い出 その1

昨日のもう一つのブログの記事ですが、
こちらにも、関連があるので転載します。

---ここから---

今やBeltaの
テーマカラーの一つ、オレンジ。
(もう一つは、ターコイズ)オレンジだらけ~

けれど、長らくオレンジは、
キライな色でした。

というのも…

あれは、小学5年生のとき。

買ってもらったのは、
生成りのレースにオレンジのパイピングが効いた
それはかわいらしいワンピース。

小さいBeltaちゃんには「ドレス」に見える。

ものすご~く、うれしかった。

のですが、

着なかったのです。外では1度も。

当時のBeltaは、ちょっと男の子っぽくて、
周りからもそう見られていたんです。

そう見られると、
ますます男の子っぽく振る舞っちゃって。

かわいいワンピースなんて、そんなの着たら、
なんて言われるかって思っちゃうと。

そして、そんなこと考えるBeltaには、
ふさわしくない、と思ったのです。
かなりいじけていたみたいですね。

本当はとても着たいのにね。

周りからは、
「似合うよ、着れば?」と言ってもらうのに、
「ううん、似合わない。いらない」と突っぱねて。

着たい気持ちを抑え込んだまま、
時間は過ぎ、やがてBeltaの方が大きくなりました。

1度も着ないまま。

以来、オレンジを見ると、
この時の「本当の心を抑え込む」という
いや~な気分を思い出していたのです。

もう、経験そのものは消えていましたが、
気分だけはずっと残っていたんですね。

強烈に。

生まれてこの方、色とりどりの経験をしてきました。
楽しいことも、悲しいことも。

中でも、悲しいことは、
自分の気持ちを自分で勝手に抑え込んじゃうこと。

そして、やりたかったことをしなかったこと。

-本当はオレンジのワンピース、着たかった-

着ちゃえばよかったのにね。
いじけず、意地にならずに。

今はそう思います。

あのかわいいワンピース、
2度とBeltaが着ることはありません。

けれど、これからは。

着たいもの、欲しいものがあれば、
自分の心と相談します。

妙にいじけたり、
変な理屈を探したりせずに。

自分の気持ちを抑え込んだとき、
やりたかったことをしなかったとき、

人の大きな悲しみだから。

---ここまで---

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