大好きな新美南吉です。
「かなしみはだれでももっているのだ。わたしばかりではないのだ。
わたしはわたしのかなしみをこらえていかなきゃならない」
という言葉はどこかで耳にされた方も
いらっしゃるのでは?
確か美智子皇后がスピーチで引用されたと覚えています。
この本は表題作の他、
数編の詩のような作品が収められています。
かみやしん氏の絵は夢の中にいるような美しさ。
気持ちを鎮めたいときに、開く本。
新美南吉は、
ごんぎつね、おぢいさんのランプ、手袋を買いに、牛をつないだ椿の木、
全部好き。ごんぎつねは悲しすぎるけど。
おぢいさんのランプは、いわばビジネスの話し。胸に響きます。