宇宙エレベーターとタイムマシン

エレベーターを降りたら、
そこは宇宙空間。

だったら、スゴイでしょ?

宇宙に行くのもラクラク。
誰でも行ける。

SF作品ではしばしば取り上げられてきたこのアイディア、
21世紀の今、現実のものとして計画が進められているんです。

NASAの宇宙エレベーター構想のメンバーの一人であり、
宇宙飛行士候補のアニリール・セルカン氏の
宇宙エレベーター」を読みました。

前半は、宇宙エレベーター構想、
後半は、セルカン氏の経験や研究などなど。

スゴイと思ったのは、
著者は古代文明も勉強し、シュメール語まで
理解できるのです。

そして、各地に残る古代遺跡を調査した結果、
現代の科学と同等、いえ、それ以上の科学が使われていた
形跡があるというのです。

「我々は未来へ向かっているのか、
それとも過去へ向かっているのか」

読み進むうちに不思議な感覚にとらわれました。

もう一つ、作者は高校を退学になったとき、
タイムマシンの実験をしました。

13人の15歳たちは、熱意で周囲の大人を巻き込み
なんと、巨大な電磁波を発生させるためのコイル作りに、
サッカー場を貸し切ります。

新聞社もやってきて、見物人600人という大騒ぎ。

これもすごい。やってみたいなぁ。

190ページというあまり厚くない本ですが、
見どころ、読みどころ満載、
科学に興味がない方でも一気に読めます。

おすすめ!
特に子どもと親ごさんに。

子どもの心を持っている大人に。

楽天ブックスでもあります。

高校時代のタイムマシン作りの物語。
近々読む予定。

楽天ブックス

【追記】2009年11月15日
セルカン氏に詐欺疑惑が持ち上がっているようです。
真偽はどうなのでしょう。

【追記】2010年3月6日
セルカン氏の詐欺疑惑、確定したようです。
論文盗用を本人も認め、東大は工学博士を取り消しました。
東京大学:トルコ国籍助教の博士号取り消し 論文盗用で(毎日新聞)

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