観月庵でのお茶会 その3

観月庵でのお茶会レポート第3回。
 
 
初めて聞く「立礼(りゅうれい)」のお点前。

由来は、戦場へ赴くお殿様が、
馬上から一杯の茶を所望されたので、
その場で、お茶を点て差し上げた、ということです。

だから、お点前も立ったまま、頂く方も椅子に座ります。
お茶碗も「馬上杯」という、高坏に似た形です。

これが馬上杯
馬上杯
 
 
今度のお菓子は一力堂の姫小袖。
#写真は取り損ねました。ごめんなさい。

立礼のお点前
 
副ご住職が袴姿で、お茶を点ててくださいました。

男性で、しかも、武士のお点前、だからでしょうか、
きりりとした空気が走ります。

先ほど、観月庵で拝見したお点前が「柔」なら、
こちらは「剛」

剣道で切り込む間合いをはかるような、
真剣な緊張感、そんな印象なのです。

参加メンバーの男性が、
小さな声で「かっこいい」とつぶやく声が聞こえます。
ため息まじり。

思わずうなづくBelta。

お茶を頂いた後、そのことをお伝えすると、

「立礼は、女性もされますよ。
 女性の立礼も素敵ですよ」というお返事でした。

「でも、男性の立礼は、本当に素敵」
 これは、お世話をしてくださった女性の言葉。

やっぱりうなづくBeltaです。

今回のお茶会は、普門院さんにご無理を聞いていただいて、
松江のお話、観月庵と立礼のお茶席をお願いいたしました。

始まるまでは、好奇心はあふれているけれど、
お作法は何もわからない状態でしたので、
普門院さんにご迷惑をかけるのでは、と心配していました。

でも、みなさま、本当に丁寧に教えてくださいました。

お茶席では、気持が一番。
所作は日常している当たり前のことを、
そのまますれば良いということ、
お互いが、素晴らしい時間を共有する時間、であること。

一つ一つ、普段、忘れていることを思いださせて頂きました。

ありがとうございました。

お茶会が終わった後、
「やって良かったね」
「みんなにも、もっと体験して欲しいよね」
「うん、またやりましょう。今度はホントにお月見しながら!」

口々にそう言いながら、帰っていったGoMETAでした。

普門院のみなさま、お手伝い下さったみなさま。

素晴らしい時間をありがとうございました。

あれから、メンバーは会うたびに、お茶会のお話をしています。

ありがとうございました。
 
 
<普門院データ>
天台宗 普門院
〒690-0883
島根県松江市北田町27
TEL:0852-21-1095
 
 
 

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