絵の具や絵の具など「色」ものの世界ではしばしば廃番といって、
その色が作られなくなることがあります。
昨年、ファーバーカステルのポリクロモスのライトバイオレット139が
廃番になりました。
愛用の色でしたので、大あわてで20本購入したのですが、
いったいなぜ色が「廃番」になるのでしょう?
理由の一つが、毒性。
カドミウムなど毒性のある顔料を使っているものは、
危険なので廃番になることがあります。
次が絵の具メーカーは使いたくても、
顔料メーカーが作らなくなってしまうと廃番になります。
顔料メーカーのお得意さまと言えば、
自動車の塗料メーカー。
例えば、ある車の塗装の色として作られた顔料があるとします。
その自動車の人気がなくなり売れなくなってしまったら、
作られなくなります。
当然塗装用の塗料も作られなくなり、
その顔料を使っていた絵の具も廃番に。
絵の具メーカーの都合だけで廃番になるわけではないのですね。
以上、カラーリストのネタ帳でした。