夏が終わろうとする時期ですが、
ホラー小説のご紹介です。
基本的に、ホラー、幽霊、ゾンビ、スプラッターものは、
大キライ!です。
という前置きをしてから。
ご紹介するのは、スティーブン・キングの
「ゴールデンボーイ」
Beltaがめちゃくちゃ怖い、と思った作品です。
なんだ、スティーブン・キングか、ホラーじゃないか、
と言わないでくださいね。
スティーブン・キングはホラー以外も書いているのです。
「スタンド・バイ・ミー」も「ショーシャンク」もキングですね。
その「スタンド・バイ・ミー」
「刑務所のリタ・ヘイワース(ショーシャンクです)」と同じ
「恐怖の四季」シリーズに収められています。
ちなみに「恐怖」と付いているのは、
スティーブン・キングのイメージから付けただけだと思います。
原題は違います。
「ゴールデンボーイ」は、
とっても優秀で明るい少年トッドの物語。
ガレージで見つけた古い戦争雑誌から、
ナチスに興味を持つようになります。
そして、近所の老人がナチスの戦犯で潜伏中だと気づいてからが、こわい。
事実を隠す代わりに、老人にナチスのやったことを話させるのですが、
トッドも老人も次第に変容していく様子、ものすごくこわい。
最後、トッドは明るく晴れ晴れと。
「きゃーっ!」というくらいこわい。
お化けもゾンビもいないけれど、
人の心のこわさを存分に味わえます。
過ぎゆく夏をこわい話しで涼しくなりたい方。
お勧めです。
(in 大阪)