ハーバードからの贈り物

またもや、何をいまさら、と言われそうですが、
やっぱりおすすめです。
ハーバードからの贈り物

ハーバード・ビジネススクールでは、
各学期の最後に特別な授業がおこなわれます。
カリキュラムの枠を超え、教授たちはみずからの体験に根ざした、
今の自分を支えている“大切なエピソード”を披露するのです。

この本は、その中から15編を収録しています。

15編全編に共通するのは、リーダーシップの魂です。

リーダーシップなんて、自分には関係ないって?

いえ、リーダーシップは、全ての人が持っています。
特別に力の強い人のものではないのです。

主婦だろうが、派遣社員だろうが、
すべての人が、リーダーなんですよね。

中でも、Beltaが感動したのは、
トーマス・J・デロングの「ラシュモア山での問い」

リーダーシップの本質が、端的に表現されています。
しかも、とてもやさしく暖かい言葉で。

そして、自分がどうあるべきかを、知るための方法も。

それは、1枚の紙に以下のことを書き出すのです。

1.あなたの周りの人は、
あなたをどう認識しているか?

2.あなたの周りの人は、
あなたと関わったとき、
自分をどう認識するか?

2は、とても難しいことですが、
ここにリーダーシップの本質があります。

さらりと書いてありますが、
この一言が全て、と言えるのではないでしょうか。

それから、
ロザベス・モス・カンターの
「キャサリン・ヘプバーンと私」

ここには、リーダーとしての表現、
プレゼンテーションの極意があります。

自分の役に立ち、本来の自分自身に合致する
リーダーとしての「声」を見つけ、使うことが大切なのです。

リーダーは、
今すぐ伝えなければならないことと、
相手の間に立ちはだかる障害物をそっくり取り除くために、
自分自身の「声」を使います。

この場合の「声」とは、
プレゼンテーションそのものをさしています。

さて、その秘訣は?

1.聞き手について、細かい気配りをすること。

2.目の前にいるのは(聞き手ですね)、
知的で、
誠実で、
新鮮なアイディアや洞察を
心から求めている人だいうことを、認識すること。

聞き手を尊重し、情報を集めることが重要なんですね。

そして、尊敬する人の言葉を引用しても、
決して自分以外の誰かになろうとしてはいけない。
と結びます。

そう言えば、この本の原題は、
「Remember Who You Are」

然り、ですね。


 
 

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