島根県の出雲地方では、
端午の節句は旧暦で祝います。
その端午の節句に、松江では「笹まき」をいただきます。
お団子の粉を練って、笹の葉に包んでゆでます。
食べる時には、笹の葉を外してきなこで。
同じ出雲地方と言っても、地域によっていろいろあり、
雲南市の大東町では「まき」とよばれています。
そのまきの絵を、絵手紙にして福間千代子さまが、
送ってくださいました。
まきの緑の色も美しいのですが、
一層味わいを増しているのが、文字だと思います。
にじんだ薄墨と、くっきりとした濃いところ。
そして、きりっとしたシャープな線。
端午の節句らしい、清々しい味わいです。
福間さま。
ありがとうございました。