プレゼンテーション講座で学んだこと 「そら・あめ・かさ」

先ほどの記事の続きです。

プレゼンテーション講座でBeltaが学んだものの一部を
フィードバックしますね。

「そら・あめ・かさ」と聞いて、みなさまは何を想像されますか?

これ、プレゼンテーションの大事なポイントの一つなのです。

では、
「空が青い」と聞いたら、どうでしょう?

「そうだね、青いね」
ハイお終い。
ですね。

けれど、
「空が青いから、今日は雨が降らないね」
だったら?

やっぱり、
「そうだね、雨は降らないだろうね」
ハイ、お終い。

聞いた人は何も行動に移さないでしょう。

それでは、これはいかがでしょうか?
「空が青いから、今日は雨が降らない。
だから、傘は要らないね」

聞いた人は傘を置いて出かけます。

行動に移れるわけです。

最初の
「空が青い」は状況。

次の
「雨は降らない」は意味合い。

最後の
「傘は要らない」は行動(アクション)です。

プレゼンテーションは、
最後の「傘は要らない」までを述べる必要がある、のです。

「空が青い」という状況だけの説明では、
プレゼンテーションをご覧になっている方は、
何をしたらいいかが、見えません。

そこで、最後のアクションまでを説明するわけです。

「状況→意味→アクション」を代表して、
「そら・あめ・かさ」
と表現されているそうです。

これなら確かに覚えられますね。

このお話をお聴きして、
Beltaがいくつか感じたことがあります。

それは、Beltaの文章は「そら」で終わっているものが
とても多いということ。

ブログも一種のプレゼンテーションですので、そら・あめ・かさ
読んでくださっている方に行動をして欲しいと思うなら、
「かさ」まで書く方がわかりやすくなります。

相手に起こして欲しい行動の種類が、
1つ、もしくは2つ程度の時にとても効果がありますね。

何をすべきか、まで説明があるのですから。

今後は気を付けようと思います。
せっかく読んでくださっている方がいらっしゃるのですから。
みなさまが、「空、確かに青いけど、それがどうしたの?」とならぬよう。

それから、もう一つ気づいたこと。

それは文学作品は「そら」で終わるものが多いということ。

例えば、こんな感じです。
「気づけば、自分の影が背丈の3倍くらいになっていた」
で終わり。

「外で長時間、我を忘れるくらい遊んでいて、
もう帰らねばならない時間がきた」(あめ:意味合い)

「さあ、帰ろう」(かさ:アクション)

がありません。

文学作品は、これでOKです。
逆に「さあ、帰ろう」まで書くと説明文を読んでいる感じで、
味わいが薄くなります。

文学とプレゼンテーションでは、
違う要素が求められているのですね。

ですが、実は最近売れ行きがよい小説は、
「そら・あめ・かさ」が説明されている、というのです。

友人に聞いた話ですが、
「そら」だけの味わい深い小説は、
「わかりにくい」ので、売れないらしいのです。

例えば、
「Beltaは、すっと彼から目をそらした」
では分からないので、
「これ以上、彼とは話したくないので、
そろそろ切り上げようと思った。
そこで、目をそらした」
まで書く方が売れやすいそうなのです。

特にお若い方には、きちんと状況と、
その背景にある気持ちまで書いた方がウケると
友人は教えてくれました。

気持ちまで書くと誤解が生まれないと言えば、そうなのですが、
味気ない気もします。

小説や詩は決して説明文ではないと思うので。

(ちなみに、『詩の朗読』的なプレゼンテーションは、
タチが悪いそです。これも反省)

「そら・あめ・かさ」

プレゼンテーションのときは、忘れずに。

詩人のBeltaをするときには、ちょこっと忘れて(笑)

良いことを教えていただきました。
ありがとうございます。

長文の記事、
最後まで読んでくださってありがとうございます。

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