大学へ入った年、
初めての独り暮らし。

何が困ったって、着るモノ。

何を着たらいいのかが、わからないのです。
そもそも、服なんてロクに持ってない。

今の高校生たちからは想像できないと思いますが、
当時の高校生は、私服がそんなに要らなかったのです。

極端に言えば、学校の制服と、ジャージと（笑）
ジーンズにTシャツ、スタジャンがあれば、
だいたいOK（笑）

しかも、Beltaは幸か不幸か、
周囲の大人におしゃれな人がいて、いつもお仕着せ。
考えなくてよかったものですから。

そんな生活をしていたおかげで、
いざ、自分で選ぶとなると、よくわからない。

お洋服屋さんに行っても、なんかこわい。
笑われているようで、臆してしまいます。

本当に困りました。

そこで思いついたのが、自分で服を作ることです。
これならお洋服屋さんに行かなくてもいい（笑）

そこで、ファッション誌やソーイングの本を見て、せっせせっせと。
そのころはミシンを持ってなかったので、全部手縫いです。
苦手なお裁縫でしたが、おかげで上手になり、
洋服にも詳しくなりました。

ただ、一つ、これは今でも残念なことがあるのです。

一生懸命作るのですが、
作ったあと、全く似合わないことに気づき、
着なかった服がたくさんできてしまいました。

光沢のあるパステルトーンのブルーグレーのシャツ。
個人輸入をしてまで手に入れたリバティで作ったワンピース。
裏地もついたグレーのコート。

みんな大好きな色でしたが、
妙に寂しく見えたり、老けて見えたり。
結局、着ずじまい。

その代わり、1m780円のプリントで作ったワンピースは、
まだ現役。とっても評判がいい。

今ならわかります。

似合わない服は、パーソナルカラー「夏　サマー」
評判の良い服は、「春　スプリング」
似合わない服は、小花模様のかわいい女の子チックなブラウス。
評判の良い服は、ストレートラインのサファリシャツ。

当時、わかっていたら、
無駄な時間を使わなかったのにね。
イギリスから取り寄せたリバティ、おそろしく高かった（笑）

今は少し忙しいので、
洋服を作る時間は取れないけど、
いつかはまた自分で服を作るつもりです。

似合う色のすてきなドレスを。

イメージコンサルタント仲間の柊さんが、
ブログにパーソナルカラーに対する想いを綴ってらっしゃいます。
「柊からあなたへ。」

じーんときました。

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