ちょっと面白い店主のお店。
胡班木芸さん
島根県松江市下東川津町12-1
こだわり素材の手作りの木工芸品(お盆、棗、茶杓)と、
陶器のお店です。
カラカラと澄んだ音がする黒柿の茶さじは、
一つ一つ模様が違って見飽きませんし、
肥松(こえまつ※注)で作ったランプシェードの赤い灯りは、
蛍光灯に慣れた現代人をホッとさせます。
店主のお名前は下柳田葭暖さん。
読める?
「しもやなぎだ よしはる」さんとお読みします。
おいしいものにとっても造詣が深くて、お話好き。
黒柿や肥松のことも、教えてもらいました。
お店の片隅の囲炉裏で、おいしいお茶とおしゃべりに時を忘れます。
夏場は、真井の井戸のお水を使った、あまーい水出しのお茶で。
店内は、国道沿いとは思えないくらい静かで、
陶器や工芸品に囲まれていると、別世界にいる気がします。
小さなお店なので、入りにくい感じがしますが、
とっても気さくな方なので、誰でも大歓迎してくださいます。
ぜひ、一度、尋ねてみてくださいね。
※注
肥松(こえまつ)
黒松の中でも特にヤニ分の多いもの。
粘り強く強靭で、耐水性・防虫性にもすぐれているそうです。
ヤニ分のせいでしょうか、薄く削った肥松に光を透すと、赤い不思議な色の光となります。
肥松のランプシェードの灯りは、
他の灯りでは味わえない、落ち着いた、
それでいて、ちょっぴり艶っぽい灯りです。