東京都美術館へ、「フェルメール展」を見に行きました。
気になっていた展覧会でしたので、
とても楽しみにしていました。
フェルメールとの出会いは、
「牛乳を注ぐ女」
そして、なんて静かな絵だろうと。
それから、あまりにも有名な、
「真珠の耳飾りの少女」(青いターバンの少女)
映画にもなりましたね。
両作品とも、今回の展覧会には来日しなかったのは、
ちょっと残念。
でも、その代わり来たのはこれ。
この絵はとてもきれいでした。
婦人の胸元を照らす光の美しいこと。
絵が本当に光っているように感じました。
フェルメールの本物の絵を観たのは初めてでしたが、
やはり実物の力は、「すばらしい」の一言です。
この展覧会、フェルメール以外に、
17世紀のデルフトの画家の絵がたくさん展示されています。
非常に失礼な言い方かもしれませんが、
フェルメールに太刀打ちできる作品は無いように思われました。
展示順は、まずデルフトの画家の絵があり、
フェルメールは、会場の奥の奥です。
最初の絵を一所懸命観ていると、
肝心のフェルメールの所に来たときは、
疲れ果てている可能性があります。
なにせ、人が多いのです。
Beltaは、他の画家は、ひとまず置いておいて(飛ばした)、
フェルメールの絵を観たのですが、これは正解だと思います。
体力があり、気分が新鮮なうちに、フェルメールを観るべきでしょう。
体力が残っていれば、また戻って他の作品を鑑賞すれば良いと思います。
来日しているフェルメールの作品は、この7作。
・ディアナとニンフたち
・マルタとマリアの家のキリスト
・絵画芸術
・リュートを調弦する女
・小路
・ヴァージナルの前に座る若い女
・手紙を書く婦人と召使
絵を見終わったら、レストランで一休み。
コーヒーフロートの甘みと苦みが、
先ほどまでの緊張感をほどいてくれます。
ときおり、窓の外の雨に目をやりつつ、
同行の友人と、ひとしきり絵についておしゃべり。
余韻をぞんぶんに味わいながら。
これも、美術館の楽しみの一つ。
フェルメール展は、
12月14日まで開催されています。
来週は、国立西洋美術館へコロー展を見に行く予定です。
今から待ち遠しい。
明日は、フェルメールの特徴的な色、
フェルメールブルーについて