インテリアの配色

今、インテリアの配色の仕事をしています。

ただしBeltaは専門のインテリアコーディネイターではないので、
色彩心理からのご提案をさせていただくのですが。

インテリアの配色の場合、
最初に決めるのは、イメージです。

どんな部屋にするか(またはどんなお店にするか)で、
基本色を決めます。

寝室なら落ち着けてゆっくり休めるように青系、
リビングなら暖かく会話が弾み、リラックスできるオレンジ(ベージュ)、
という感じで、部屋の雰囲気をどのようにするかを、
はっきり決めます。

そして、基本色が決まったら、トーンを考えます。
実は、気分は色相よりトーンに影響されるので、
このトーン選びは非常に重要なんです。

大人っぽく渋い部屋にするならば、
明度も彩度も押さえて、ディープトーンをアクセントにしますし、
子ども部屋ならば、
明度は高く彩度は低めのペールトーンを基本に、
アクセントはブライトトーンというように。

こうしてベースになる色とアクセントになる色を決めたら、
サブカラーを決めます。

サブカラーは、面積で言えば、20%くらいを占め、
ベースカラーを引き継ぐ色という考え方をします。

ベースカラーだけでは、のっぺりと単調ですので、
少し、変化を付けてあげるのです。

メインカラー、サブカラー、アクセントカラーが決まったら、
次は、部屋の各パーツへ当てはめて考えていきます。

各パーツとは、床、壁、天井、家具、カーテン、アクセサリなど。
どこがベースカラーで、どこがサブカラーで、
どこにアクセントを置くか。

カンではなくて、計算、設計、組み立てという感じですね。

ファッションも同じですが、それが面白いところ。

青磁色で爽やかにオレンジをメインカラーとして


●お知らせ
今、色の仕事にはどんな仕事があるか、
仕事によってどんな試験を選べばいいかを紹介した
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